キム・ヨナ ② | chasse ~シャッセ~

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フィギュアスケートが大好きです(●´▽`●)

リアルでは語れるお友達いないので(笑)、ここで発散していきます。

また出た(# ゚Д゚)

と思った皆様、申し訳ございません。
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よろしいですか?










ようござんすね?(誰?)










キム・ヨナ、Part2でございます。




前回は、無機質な演技をしていたキム・ヨナが、あざとい演技を会得しシニアで活躍するという所までやりました。


読んでない方はこちらをどうぞ。





さて、次シーズンの2007年~2008年。




今までの演技と永遠に決別したシーズンの始まりで、ショートに軽やかで華々しいな「こうもり」、フリーに壮大で悲劇的なラブストーリーである「ミス・サイゴン」というプログラムを用意し、新しい演技に挑戦してきました。



そして、演技力のキム・ヨナを作り上げる………はずでしたが(;・∀・)




腰の痛みで本調子でないまま演技をし、表現力は勿論のこと、あざとさの欠片もなく、今まで柔らかく表現できていたところもおざなりな、ただプログラムをなぞった演技に終始したように私には見えました。





それでもグランプリシリーズではどちらも優勝し、GPFではショートで出遅れた浅田真央に僅差で勝利し優勝してしまうところに、技術的な差が芽生え始めたように思います。


確かこのあたりからジャンプの厳格化が始まりましたよね。


エッジのエラーの少ないキム・ヨナ。
それに加え、流れのあるジャンプによってどんどん加点をもらえるようになっていった、ルールの賜物です。(いや、褒めてるんですよ?)


そう、キム・ヨナ陣営は、このルールを完全に理解し、安定感あるプログラムを作り上げる事ができた。

でもこれ、いくら難しいジャンプが他の人より少なくたって、ちゃんとエレメンツをしっかり試合で発揮できなければ、全く意味をなさないものなのです。

が、キム・ヨナはそれができてしまうだけの技術を持った稀有な存在だった。
それにはちょっとした理由がある。


ヨナは子供時代、毎日3時間程リンクを独り占めして練習できたらしく、そこで数人のコーチに厳しく教えられたことで、癖のない流れのあるジャンプを取得することができたそうだ。

日本ではまず無理な、選手にとって羨ましい環境なのではないでしょうか。



飛距離・流れ共に美しく癖のないジャンプ。
そして、最強の武器の3Lz-3t。
または、セカンドに3トウループを確実に付けることができる。

これこそが、キムヨナの最大の得点源になったのです。


長くなったけど(; 'ω')
とにかく、流れのあるジャンプと、トリプルトウループっていうセカンドジャンプで確実に大量点を取れる訳だから、他のコンボの難易度を多少下げても勝ち取れるプログラム作りをした訳ですよ。

要するに、戦略ですよね。



そういう訳で、世界選手権ではショートで珍しく失敗して5位から、フリーでは1位になり合計で3位に。


この年は、腰の不調から演技に全く集中出来てなかった大会でしたね。
とにかくジャンプに集中してた感じです。
もっと凄いのを期待していたので、肩透かしでした。

でも、次のシーズンで突き抜けてしまいます。





2008年~2009年シーズン


腰を完璧に治してきたキム・ヨナは、ショート「死の舞踏」というハマリにはまりまくったプログラムと、大好きなミシェル・クワンのオマージュと目されている「シェヘラザード」を持ってきました。



まず、死の舞踏から。


このシーズンからキムヨナは、物凄い自信に満ち溢れた演技をしてくるようになりました。

ここまで自信満々な選手を見たのは、あのカタリナ・ヴィット以来かもしれない。

はにかんでたキム・ヨナはどこ行ったんでしょう。ビックリ過ぎました。



この「死の舞踏」って、ペストが氾濫していた時代に作られた詩を、サン・サーンスがインスピレーションを受けて作った曲らしいですが、


12時を周り、死神がバイオリンを奏で出す。
冬の風が吹き荒び、菩提樹から呻き声を上げながら(木に風が通る音を言ってるのかも)死者(骸骨)が集まり踊り出す。
そして鶏の声で(朝になり)死者たちは一目散に逃げていく


っていうような内容の詩なのですが、ヨナの表現してるところはきっと死神かな。
(ちなみに今季この曲を使っていたヴォロノフは死者の方だと思います。)


老若男女、富める人も貧しい人も、死の世界へ導いた死神の狂気を演じるヨナの不敵な笑みがゾクリとする、よく作られたプログラムでした。


腰の調子が良くなったのか、元々本当に痛かったの?というような、スピード感溢れるジャンプも凄かったですね。



そして、「シェヘラザード」

ミシェル・クワンと激似プロだったというのを私は後から知りました。
表現自体が全く違ったので、全然気になりませんでしたが、後から見てみたら、“あぁオマージュだな。”というプログラムでしたね。

クワンはとても丁寧にはじめから最後まで表現するのが特徴ですが、ヨナは要所、要所ですから。


やっぱり、ジュニア時代の柔らかさが失われてるのがもったいない。
死の舞踏と比較してもこちらは何故か入っていないんですよね、心が。
まぁ、昔から無機質でしたから、こんなもんかという印象でした。


韓国開催のGPFではルッツが跳べなくて真央ちゃんに逆転されてしまいますが、四大陸ではショートで当時の歴代最高得点を叩き出し、初優勝します。



そして最終決戦である世界選手権を待ち遠しく思っていたある日、あの事件が勃発するんですよ。



キム・ヨナ妨害発言



これね、はじめから私、“あー、マスコミがただ騒ぎ立てただけだな”って思ってたんですよ。
んまぁ、違う!って反論する方もいるとは思うんですけどね。



「妨害されることもある」

これ、実際ありますよね。普通に。


いや、妨害を本当にされたんじゃなくてね、「ジャンプをしに行こう」とした選手がいて、たまたま「知らずに軌道に入り込んでしまう」選手がいるってことですよ。

それでジャンプできなくて(危ないからね)、止めてもう一度周りに行く選手を、今まで何人も見てきてます。
見たことありますよね?


ヨナは言葉選びを間違えたんですよ。

もしかしたら、そういうことがある度に、「あー。入られちゃった」じゃなくて、「( ºДº)キーッまた入ってきやがった!!」って、本当に思ってたかもしれませんけど(笑)



でも、本当にそうだとしたら、かなりのおバカさんですよ?
利口なキム・ヨナがそういう意味で本当に使ったとしたのなら、きっと「お国柄」のせいですね。


ヨナとしては韓国国内だけで、

あらあら可哀想。
ヨナファイトっ(๑•̀ㅂ•́)و✧

っていう世論の声を集めたかっただけなんじゃないかと思うんですよ。
ちょっとしたウケ狙いです。



が、ヨナもまさかの事態に発展してしまった。


それを物語るニュース映像をがありました。


物凄い数のマスコミが、ヨナの前に押しかけました。
ヨナの前にはマイクがあり、その話を聞こうとする記者たちが押し合いへし合いしている。
そんなところでヨナが説明しようと喋るのですが、記者たち、まるで聞いてない(笑)

ヨナも自分の話もろくに聞かない記者に呆れて笑うんですよ。

意味分かります?
「キム・ヨナの話を聞いてない」んですよ。

あの国民の妹を蔑ろ(笑)


これ、多分みなさんも見たと思うのですが、こう思ったのは私だけかもしれません。
違うと反論される方もいるでしょう。

でも私はその時その妨害発言が、「あぁ、ひとり歩きしてるな」と感じました。



その後のインタビューで、「言った側」サイドのキム・ヨナは、「私は気にしない。大会に集中するだけ。」といい、

「言われた側」サイドの真央ちゃんは心がかき乱されてしまったのでしょう(´・ω・`)


私はここで、ヨナがもう少し大人になって「韓国を代表して」謝るべきだったと思います。
そうすれば、韓国国内はおろか、世界中に賛辞されたでしょうに。

そこで、自分が大会に集中する事を選んでしまった事(ヨナママに言われたのかもだけど)が、日本や他の国々の人達に悪印象を持たせてしまう結果になったと思っています。

とても残念でしたね。




それで、世界選手権は自分の事にだけ集中したヨナが(ミスはしますが)優勝するのでした。


その後の真央ちゃんは可哀想で見るに堪えない様子でしたよね。


それでもその後に声明を出すことだって出来たのにしなかったのは、一貫してるんだなと思う他なかったです。
本当に残念。



ところで、この時のヨナのエキシビションは、とってもつまらないものだったと色々なところで口々に話題にされてましたけど、あれはもともと(笑)
無機質なのが本来のヨナですから。





うわ~長いね(;´Д`)

まだまだ続くよ。





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