基本動作を意識した練習をしよう!
本日は膝蹴りについて解説致します。
膝蹴りは近距離から中距離での攻撃において非常に有効な技であり、ボディにしろ顔面にしろ上手くヒットすれば一発でKO出来る技の一つであります。
ムエタイでは掴んでの膝蹴りをティーカオ、掴まない膝蹴りをテンカオと呼ばれ相手との距離、位置、当てる場所によって様々な蹴り方がありますが
ここでは基本的なフォームについて解説したいとおもいます。
右ヒザ蹴り(掴み無し:ボディへの蹴り)
以前の記事(2016.01.24)でミドルキックについて解説しましたが、途中までの動きは同じですので、そのまま画像も解説も引用いたします。
構え方(右構え)
両足を肩幅に開き、左足を一歩前に出します。
*左足先は正面
*右足先は右斜め前45度の角度に向ける
*上体も右斜め前45度の角度(半身)に構えます。
両手は顔面ガードの状態で構えます。
①.後足(右足)でけって、前足(左足)を左斜め前45度に半歩踏み込みます
②.①と同時に上体を左斜め45度の方向に振りかぶり、合わせて右手を顔の横(左頭上)に持っていきます。
ポイントとしては上体を振りかぶる事により腹筋の上側が捻られるのと右横脇腹が引っ張られるのを意識して下さい。
③.左頭上に持って行った右手を右方向に振ります。 注1
④.③と同時に右膝を内側に絞るように前に突き出します。
意識すべきポイント
☆腰をぶつけるイメージで前に突き出して下さい。
☆その為上体は後方に傾けます。
☆蹴り足はしっかり折り畳みヒザを鋭角にして下さい。その際足首を伸ばすこと!
☆膝は真上に突き上げるのでなく斜め上に出し、上体を捻りバランスを取る。
☆相手の腹をめがけて打つ事を意識して下さい。
注1 膝蹴りは相手と間合いが近くなるためパンチをもらう可能性も高くなります。よって左手は自分の顔の前にかぶせるようにすれば良いでしょう!
また、③で振る右手も前方に伸ばすか間合いが近い場合は肘を曲げて前に構えるようにしてガードして下さい。
ボディへの膝蹴りは相手のパンチに合わせてカウンターで入れると相手の勢いを止めると同時にボディストレートのように効かせることが出来きます。
さらに膝を真上に突き上げる上段(顔面)への膝蹴りはマスターすればハイキックよりもヒットする可能性が高いのでいずれチャレンジしてみては如何でしょうか!
こんな事が出来るようになったら貴方は周りから尊敬の目で見られるようにな
るでしょう!ヽ(゚◇゚ )ノ