美青side
今日は1日レッスンの日だ。朝からなんか体がだるくておかしいと思ってたけど、レッスンが進むにつれどんどん悪化してる気がする
大丈夫大丈夫
耐えれる
璃花「...お.....」
璃花「美青!」
美青「!!」
璃花「美青ちゃん、大丈夫?」
美青「璃花姉...大丈夫だよ?どうしたの?」
璃花「んーん、美青ちゃん呼んでも全然気づかないから」
美青「ごめんね」
ポンポン
璃花「⸝⸝⸝」
璃花「ほんとに大丈夫なの?無理してない?」
美青「ほんとに大丈夫よ」
璃花「そっか...」
私はこれ以上、璃花姉と一緒に居たら、バレると思いトレーナーにダンスのことを聞きに行くフリをしてその場を後にした。
璃花姉と私は付き合っている。かわいい彼女にかっこ悪い姿は見せたくないし、璃花姉は私より年上だからいつも子供扱いして欲しくなくて強がってしまう。
そんな事を思いながら、空き部屋に入って座りこんだ。
しばらく経っただろうか、頭に暖かい何かを感じた。ふと目線をあげると璃花姉がいた。
美青「璃花姉...」
璃花「美青、私怒ってるよ」
璃花「無理してたでしょ」
美青「.....ごめん」
喋ってる間もずっと璃花姉は頭を撫でてくれていた。暖かくて優しくて涙が出そうだったけどぐっと堪えた。
璃花「無理はしないでよ」
美青「うん」
璃花「私は、美青が辛い思いを1人で抱え込んじゃうのが哀しいし、辛いよ」
美青「ごめん、私強がってた。璃花と付き合ってるのに、璃花はいつも優しくしてくれるのに、大人に見られたくて、子供扱いして欲しくなくて璃花の前ではかっこいい私で居ようとしてた」
璃花「そっか...」
美青「ごめん」
璃花「もう謝らないで」
璃花「私は、美青のどんな所も大好きなの。かっこいい美青も無邪気な美青も。全部。だから、全部見せてよ。私の前では強がらないで」
美青「璃花...」
そのあと、私たちはお家に帰り、ゆっくり休んだ。
璃花、私もう強がらないよ。璃花にならなんでも見せれる。弱いところも。全部。だから、ずっと一緒にいてね
🧸
なんか、オチが見つからず不時着になっちゃいました💦りかみおペア大好きです