早稲田大学・慶応大学の英語 3031052 適語補充
【日本語訳】高齢者は昔から、世界はかつての姿ではないと不平を言ってきたが、19世紀にはこの考え方は誰もが認める自明の理(公理)となった。産業革命の影響は誰の目にも明らかであり、人々の生活は激変していた。地方から都市への移動が加速した。地方には仕事が少なくなっていた一方で、都市、とりわけロンドンでは、街の通りが金(かね)で舗装されている[=夢のような富に溢れている]とさえ言われていたからである。変化のスピードは驚くべきものだった。ヴィクトリア女王が即位した時、ロンドンの人口は200万人未満であった。しかし彼女が亡くなった時までに、人口 は2倍以上に膨れ上がって450万人を超えており、大ロンドン(Greater London)の人口に至っては650万人という驚くべき数字に達していた。今日の私たちはこれらの数字を冷静に眺めることができるが、たった一度の人生の中でこれほどの劇的な変化を経験し生き抜くということは、強い衝撃を受け、心を揺さぶられるような体験であったのだ。