櫻葉のお話
※Aにょた化なのでご注意ください♡
「じゃーーん!」
「おー!すげぇっ!」
ベタベタになった躰も、汚れたシーツも綺麗にしてから
テーブルの上にカボチャのグラタンと、シチューを用意すればキラキラ目を輝かせる翔ちゃん。
「えっ、いつ作ったんだよ?」
「今日の女子会で作ったんだよ」
「え…?でも、今日のご飯どうするって言ってなかったっけ?」
「さぷらーいず!」
「ふははっ、最高なサプライズだな。女子会って料理する会なのか…?」
「ひゃはは!その時々でやる事ちがうけどぉ、今日はみんなでハロウィンの料理作りしたの」
「ハロウィン…あっ!だからこれ、グラタンにカボチャの顔あんのか!!」
「くふふ、そういう事♡」
「えー!すっげぇ…」
グラタンに顔を施して…とか少し子どもっぽくなったかな?
って思ってたから、そこに感動して貰えて良かった良かった♪
「シチューも凄くね?」
「シチューはねぇ、オバケとカボチャ型のにんじんがポイントだよ!」
「めっちゃ可愛いやつじゃん」
「でしょでしょ♡」
「可愛いしすげぇ美味そう〜〜」
「お腹すいたし食べよっか!」
最近すこし飲めるようになったワインも注いで、何か大人っぽい食卓にひとり満足してると
「あっ!俺もいいのあったんだわ」
「へ?」
何か思い出したらしい翔ちゃんが、ソファーの方から良く知る袋を片手に戻って来た
「あれ?それさとくんの…」
「そ。今日お前を迎えに行く前にさ、智くんのパン屋に行ってたんだよ」
「そうだったんだ」
「だからパンも一緒に食おうぜ」
そう言ってテーブルの上に出されたパンは全部、私が好きなやつ
「くふふ」
「ん?なに?」
「しょーちゃんってさ、大好きだよね」
「何が?」
「あたしの事が♡」
同棲し始めてから一緒に居るのが当たり前になっても
こうやって、何気ない愛情に触れる事をちゃんと幸せだと想えるふたりで居たいなって思う。
「…それは雅紀もだろ」
「もちろん♡」
「俺だって勿論に決まってんだろ」
「くふふ、そっかぁ!」
カチン、軽い音を奏でる揃いのグラスは
同棲を始めた記念にと翔ちゃんからプレゼントされたもので
ふたりの宝物。
「来年のハロウィンは何しよっかなぁ?」
「王道にメイドとかでいいんじゃね」
「あ!来年はさ、しょーちゃんがコスプレしてもいいよね♡」
「は?俺が??」
「執事さんとかぴったりじゃん!!メイドさんと執事さんでいいコンビだね!」
「何のコンビ結成させる気だよ」
「くふふふ!」
来年もこうして、ふたりで笑い合えたらいいね。
「メイドと執事より、主とメイドかお嬢様と執事だろ」
「なんでぇ!!」
「そっちの方が教育とかって盛り上がりそう」
「わぁ……」
END
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すんっっごく遅れてのHalloween honey
とってもすごい時差で完結できました:( ;´꒳`;)💦
もう今年の分のハロウィンこれでいいのでは??
ってくらいの時差と時期を兼ね備えたUPになりました*
次のお話もまだ未定なのですが(;'ω'∩)
取り敢えず次は短編UPの予定です𖤐 ̖́-
最後までお付き合いありがとうございました(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)