櫻葉のお話
BLなのでご注意ください
翔ちゃんと付き合うのと同時に、ずっと続けてたBARのバイトを辞めて
変わりに始めたのは少し年季の入った、常連さんで溢れる居酒屋さん。
「おっ、雅紀もう上がっていいぞ!」
「はーい!」
「賄いもすぐ用意するからね」
いつも用意してくれる美味しい賄いが大好きなんだけど
今日は早く帰りたいから、顔の前で両手をぱちんっ!と合わせてごめんなさいのポーズ
「あ〜!今日はちょっと急いでて…だから大丈夫です!ごめんなさい!!」
「あら、そうなの?」
「何だ何だ?彼女と約束でもあんのか?」
料理をお皿に盛り付けながら、ニヤっとした顔で聞いてくる店長の言葉で浮かんだ待ち人。
確かに恋人なんだけど、彼女ではないし…なんて思ったけどわざわざ〝 友達 〟なんて嘘つくのも違うよなと口を開く
「まぁ…そんな感じです!」
「あらぁ!いいじゃないのぉ!!」
「んじゃお前、ちょっと雅紀に持って帰らせるからすぐ用意してくれよ」
「あいよ!」
「えっ!?いやいや、そんなわざわざ…」
「いいからいいから!お前はさっさと着替えて帰る準備して来い!」
「ほらほら、ちゃっちゃと着替えといで!」
「は、はい!」
優しい2人の言葉に甘えて、足早に戻った店の奥で着替える前にスマートフォンを確認したら
「…ふふ、何これ」
オレより先にバイトが終わったらしい翔ちゃんから
〝 風呂沸かして待ってるわ 〟
なんて勝手知ったるオレの家で、当たり前のように過ごしてる事を想像しただけで胸の奥が温かくなった。
「うわっ!うまそぉ〜…」
「でしょお?持って帰りなって用意してくれたんだよ」
「すげぇ優しいな」
店長と奥さんが持たせてくれた料理を、テーブルの上に拡げるとまぁるい瞳をキラキラさせる翔ちゃん
「はい、ビール」
「おぉ〜!すげぇ至れり尽くせりだ…」
「くふふ。しょーちゃんも、お風呂掃除ありがとうね」
「何それ可愛い」
「可愛いの基準が、どくとくだよね」
「うはははは!なに今日するどくね?」
「ひゃははは!オレだってやる時はやるよぉ」
「ははっ、意味わかんねぇ」
「おい!!」
「あっはははは!」
いつも通り2人でカンパイをして、今日あった事を話ながら
この時間が幸せだなぁってしみじみ思う。
「は〜やべぇ、箸が止まんねぇ」
「それいつもじゃない?」
「ん?…だって、いつも美味いもん食わせて貰ってんだもん」
「しらすのペペロンチーノは味しなかったけどね」
「あれはあれで、愛情たっぷり入ってるからいいんだよ」
「くふふっ、いいんだ?」
「いいんですよ」
「んふふふ…しょーちゃん♡」
翔ちゃんの優しい言葉が嬉しくて、そのままギュと抱き着く
「まだ食べてんですけどー?」
「ちょっと休憩したら?」
「何でだよ」
「お風呂いこ?」
「…え?行こって事は…もしかして?」
「…もしかして?」
「一緒にって事っすか?」
「くふふっ…一緒にって事だよ♡」
「えーー!まじかぁ!!」
わかり易くテンションが上がる翔ちゃんに、オレも嬉しいやら少し恥ずかしいやらでテンションが上がる
「よし!じゃあ早く入るぞ!」
「ひゃははは!すげぇノリノリじゃん!」
「ったりめぇだろ!滅多にねぇんだから」
「らっきーだね」
「最高だわ」
「くふふっ!」
「ちょっと悪戯したらごめんなさいね」
ニヤニヤしながら告げる翔ちゃんの言葉に
実はそれを期待してるんだよ!
なんて言うのは流石に出来なかった。
つづく
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潤ちゃん独立の発表にびっくりしちゃった!!
相変わらずファンに真っ先に報告してくれるの嬉しい*
にのちゃんに続きだね(*^^*)
独立ってなると大変な事も多そうだけど応援するのみ★★
個人のお知らせは嵐FC内で来ないだろうから
(にのちゃんも個人のは来ないもんね)
末ズちゃんは早急に個人FCも設立して欲しいね( ᎔˘꒳˘᎔)
まちゃきもその内、何かしら報告あるのかな????
個人の事だから各々が出した結論をまめは応援するよஐ⋆*