モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話
BLなのでご注意ください
ー Mside ー
「え、どういう乗り合わせ?」
相葉くんの手を握りたい気持ちを抑えながら、翔くんが手配してくれてたタクシーへ近付くと
何故か翔くんとリーダーが2台並ぶタクシーにバラバラに乗ってて……
え、何これ??
「兄さんが松本と約束してるっつってたけど?」
翔くんの言葉を聞いて、そんな身に覚えの無い約束を勝手にされてたまるかと
リーダーが乗ってるもう1台のタクシーに近付けばアルコールで顔を赤くしたリーダーが呑気に
「よぉ!」
と声を掛けて来る
「…ねぇ、何してんの?」
「お前おっせぇからさぁ〜?先に乗っといたぁ」
「ちょっと!俺、約束なんかしてないよね!?」
「えぇ?でも、まつじゅんと帰りてぇんだもん〜」
「いやいや…ねぇ、本当に勘弁してって」
「むうぅ…あんだよ?俺が邪魔なのかよぉ!?」
アルコールも入って少し酔ってるのか
ご機嫌よろしく顔をほんのり赤くして、そう放ったリーダーの一言に
俺の中でブツン、と何かが切れる音がした。
「…そうだよ。すっっっげーーー邪魔だよ!」
「へあっ!?」
「大体、先に乗っといた〜って何だよ!?約束もしてねぇのに勝手に乗って、勝手に待ってんじゃねぇよ!」
「あ…あんだとぉ!?おっまえひでぇな!!」
「うるせぇ!いいから翔くんと帰れって!」
「はぁ!?だから、俺はまつじゅんと帰るんだつってんだろ!」
「だから!飯はまた行けばいいだろ!?」
「いやだっっ!飯は行くけど、今日はまつじゅんと帰るんだよ!」
「っ、だあぁかあぁらあぁ〜…!」
何がリーダーをここまで頑なにさせてるのか知らないけど
俺と帰ると言って、一歩も引く気配の無いリーダーに本気で苛立ち始めて声を荒げれば負けじとでかい声で返して来るリーダー。
……やばい。そろそろマジで怒鳴りそう
そう思ってると
「 ちょっと。松潤もリーダーも、さっきから声でかいよ 」
背後から聞こえた、低い声に驚いて振り返ると眉間に皺を濃く作った相葉くんが居た。
「相葉ちゃぁん!んとにさぁ、聞いてくれよぉ。まつじゅんがさっきから意地悪ばぁーっか言ってくんだぜ」
「はぁ!?意地悪じゃなくてっ!今日じゃなくて今度なら良いって、何回も言ってんじゃん!」
「でも俺はきょーがいいつってんだろぉ?」
「〜〜もおぉっ!!!だからさぁッ…」
どんだけ言ったら解ってくれんだよ!!?
いつまでも続く堂々巡りに、頭を抱えそうになってたら
「もう解ったから。取り敢えず、リーダーと松潤がこっちのタクシーに相乗りして帰るって事でいい?」
予想もしてなかった言葉に顔を向けると、埒が明かないこの状況になのか
それとも、上手く断りきれない俺になのか
うんざりしたような顔で短く溜め息を吐いた、相葉くんの口から出たのは
「オレとしょーちゃんはあっちのタクシーで帰るから」
今の俺にとっては耐え難いものだった。
つづく
✎︎____________
駄々っ子さとぴの粘り勝ちですね(・∀・)笑
モヤモヤを抱えたままは嫌だからちゃんと話をしたい
潤ちゃんだったんだけどね( ˘ω˘ )
雅紀はタクシー手配してくれた翔くんにこれ以上
気を遣わせるのは嫌だってなってこの選択になったけど
潤ちゃんはそんなの知らないからね〜〜〜。
ただ突きつけられた「しょーちゃんと帰る」
が全てになっちゃうのでした*
さてさて!!
今日からはじまる相葉◎×部は夕方からTVer配信
あるみたいだよ(*´꒳`*)(リアタイいけるんか??)
お時間ある方は是非…!よろしくお願いします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)