モデルズ前提の櫻葉＊智潤のお話
BLなのでご注意ください
翔ちゃんから衝撃の告白を聞いたあの日から
気のせいなのか思い過ごしなのか知らないけど、翔ちゃんからセクハラ受けるようになった気がする…。
やたらお尻を触って来る気がするから、ニノに何となく言ってみたら
『あの人、あんたへのお触りは前から酷かったよ』
『へ？前から？』
『うん。多分、触ってないと死ぬんじゃないって位に触ってたよ』
なんてゲームしながら告げられたその言葉は身に覚えが無くて…
確かに軽く触れるとかならオレもするし、別に気に留める程の事でも無いんだけど
でも
「おっす、今日も弄って来たのかよ？」
「ひっ！？ちょ、しょーちゃん！！」
何故かお尻を鷲掴んで来る際に、穴の付くを指でグッと押して来るからそりゃもうビックリするしやっぱりセクハラでしかないと思う。
つか、なんっつー最低な事を言って来るんだよ！！！！？
「もう緩んだ？」
「は？まじでバカじゃないの？」
「あっはははは！何よマジで怒ってんの？」
「ほんと最低なんだけど」
「えーおこ？雅紀さんおこっすか？」
へらへら笑いながら機嫌を伺って来る翔ちゃんを無視してればガチャリと開いた楽屋の扉。
そこへ視線を向けると１週間振りに見る恋人と、眠たそうに目を擦りながら入って来たリーダーの姿が
「あれ？２人一緒に来たの？」
「んー。昨日まつじゅんの家に泊まってたから〜…」
「え…」
「ん？どした相葉ちゃん」
「へ？あ、ううん。何でもないよ」
リーダーが泊まるなんて珍しい…なんて思いながらスマートフォンに手を伸ばすと震えたそれ。
画面には、何故か目の前に居る松潤からのメッセージが表示されていて
” 奥の非常階段 ”
何の説明も無いたった一言のメッセージにオレは首を傾げて、そっと松潤に視線を向けると
「俺ちょっと電話してくるわ」
そう言ってスマートフォンを尻ポケットにねじ込んだ松潤は楽屋を出て行った。
「松潤」
メッセージに書いてあった、楽屋のある階の角を曲がった所にある非常階段の方へ行くと扉の前でスマートフォンを弄ってる松潤。
「おぉ、怪しまれなかった？」
「へ？誰に何を？」
「翔くんとリーダーだよ。俺たち揃って出たら怪しまれるかもだろ？」
「そう、かな…？」
既に翔ちゃんにはバレてるけども…
「で、こんな所に呼び出してどったの？」
「え？いや……ねぇ？」
「いやいや、ねぇ？って何よ」
松潤の言いたい事が解らず、笑いながら突っ込めば眉を下げて困ったように笑う
「なーに？浮気でもしたの？」
「はぁ！？しねぇよ！」
「ふはっ、じゃあ何よ？」
「だから…ほら」
「ん？」
「…そうやって、しなくていい心配とか…してんじゃねぇかなーっ…て、さ？」
「…え、何もしかしてさっきの気にしてんの？」
「…別に？」
ふいっ、と顔を逸らした松潤の紅く染まった耳を見て弛む口元
口とは対照的になんて素直な耳だろう。
「オレは松潤が浮気するとか思ってないよ」
「ふぅん…？」
「だって、しないでしょ？」
「当たり前だろ」
「ほらね」
「…なんか心配して損した」
「ふはは、なぁんでよぉ？」
こんな奥まった場所に人が来る事なんて滅多にないし、まだニノも来て無いくらいには時間に余裕があるからと
しゃがみ込むオレと同じように松潤も腰を落とす。
「…まーは昨日何してたの？」
「オレ？オレはー、かざぽんと飯行った」
「まーた、かざぽんかよ」
「ふひゃひゃ！潤ちゃんがかざぽんって呼んでたらかざぽんビックリすんだろうね」
「絶対に呼ばねぇけどな」
「くふふっ…潤ちゃんはリーダーと宅飲み？」
「ん？その前に飯に行ったんだけどね」
「この前もご飯行ってなかった？」
「んー何か出歩きたい気分なんかね？今日もって誘われた」
「すげぇ行くじゃん…」
あ、なんかちょっと面白くないかも。
「まぁ、今日は行かないけどね」
「…へ？行かないの？」
「今日は他の奴と行く予定だから」
「…あぁ、そうですか」
「まーは？」
「おひとり様コースですけど」
「ふぅん…じゃあさ、おふたり様コースにしない？」
「はい？」
「ふはっ、だーから。今日は久し振りに２人でゆっくりしよつってんの」
「…ふたり？」
「ふふ。やだ？」
小さく首を傾げながら、可愛い聞き方をしてくる松潤にさっきのモヤモヤは何処へやら。
了承の意味を込めて、目の前にある松潤に触れるだけのキスをすれば
「…お前こんな所で盛んなよな」
なんて言ってから再度、触れた唇は松潤からので
相変わらず素直じゃないけど、やっぱり素直な松潤に小さく笑った。
つづく
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もうすぐしたら停滞してた箇所になるな〜〜〜
少しずつ内容変えてるから、書けそうではある…かも？笑
翔くんのちょっかいのかけ方が小学生なんよな🤣
今のとこ平穏だけど…さてさてどうなるやら？？？
ではでは、今日も会いに来てくれてありがとう♡