モデルズ前提の櫻葉*智潤のお話
BLなのでご注意ください















「お前ここで寝ようとしてんだろ?」

「ちょっ…しょお、ちゃ…ンあっ…」

「ちゃんとベッドで寝ろつってんだろー?」

「わかっ、わかって…ひゃう!?」

「ふは、お前って乳 首よえーのな」




服の上から乳 首を柔らかく摘むその指遣いがアルコールの回ったこの躰には刺激が強くて…

抵抗するにも力は入らないし、聞かせたくもない自分の気持ち悪い声が耳に届いて泣きそうになる。




「ひあっ…も、やだあぁ…ンっ!」

「お前…乳 首だけでなんつー声出してんだよ」

「だっ、だって…あッ、しょおちゃ、んっ…が弄るからぁ…」

「俺のせぇでそんな声出んの?」




翔ちゃんの問いに必死にこくこく頷いて



恥ずかしさで溢れそうな涙を止める為にぎゅっ、と目を瞑れば摘まれてた感触とは違う乳 首を撫でる刺激に腰が揺れる。





「すげー乳 首勃ってんな」

「やぁっ…も、離してよぉ…!」

「何で?気持ちよくねぇの?」

「ちが…からぁ…」

「ん?なんて?」

「だかっ、らあ…、は、きもちいっ…から、ンあ、離してっ…てばぁ…!」




翔ちゃんは、ただの悪戯気分でやってるのかも知れないけど


オレからしたら気持ち良い以外の何物でも無いし、本当に下半身が反応しそうだから辞めて欲しい。切実に。



だから素直に感じてるんだって伝えれば、慌ててその手を引っ込めてくれるだろうと思ったのに




「雅紀、解る?」

「ふぇ…?」

「俺のここ反応してんの」




やたら俺の後頭部に翔ちゃんの下半身が当たるなと思ってたけど


今、正にぐいぐい押し付けられてるソレは硬くなっていて…




「ひっ!?な、なんでっ…」

「お前の声エロイんだよな」

「ちょ…ま、待っ…あぁっ!?」

「は…なあ、もっとお前の声聞かせてよ」



再度両胸に走った刺激と、何が何だか解らない展開とアルコールのお陰で

いつも以上に回らない思考回路は呆気なくショートしてしまって。



潤ちゃんじゃない…と言うか寧ろこんな執拗に乳 首を弄られる事が初めてで
そんな初めて受ける刺激と翔ちゃんの指遣いをそのままに






オレの意識は途絶えた。










昨日、お酒をセーブしなかったお陰で絶賛二日酔いのオレのコンディションは絶不調そのもの。


ニノには小言を有難く頂いて、リーダーからは呆れと心配の言葉を頂き

同じように呑んでた筈の翔ちゃんは、二日酔い所か何故か機嫌良さそうにしていて…




そして恋人からは会って第一声が





『 酒くせぇから近寄んな 』




だったのだからそりゃもう、反省と後悔とほんの少しだけの何だよ感を込めて

いつもなら使わない隣の楽屋を占領させて貰ってダウン中



…つか、昨日の変な動画観てる途中から記憶ねぇってどんだけ呑んだんだよオレ。




「ッー…頭いってぇ…」



漸く最後の収録2本目終盤迄来たんだから、何とかこのまま持ち堪えてさっさと帰りたい…。


目元を腕で覆って寝てると、不意に扉が開く音がして
腕を外してゆっくり視線を扉の方へ向ければ




「あれ…、松潤」



眉間に皺を寄せてこっちへ歩いてくる松潤が見えた。





「ほら、ちゃんと水分摂れ」

「あー…ありがとう」

「ったく。仕事の前日にそんな呑むなよ」

「オレもこんななるまで呑むつもりじゃなかったんだよ〜」

「翔くんと呑んでたんだろ?なのに何でお前だけそんなグロッキーなんだっつーの」

「だってさぁ…」

「だって?」



オレらの為にってゲ イビ観せて来んだもん、なんて言える訳がなく…と言うか

翔ちゃんから、松潤にはバレた事言うなって口止めされてるから尚更言えない。



何で松潤に秘密なのかと聞けば



『あいつの性格上、メンバーにバレたなんて知れたら変に気にしそうだし下手したら別れるって言いかね無いんじゃね?』



って言われたから黙って頷いた



だってオレも確かに…って思ったもん。

だから松潤に詳しい事なんて言えなくて




「…潤ちゃん」

「…、何だよ?」

「水ちょーだい?」



渡されたペットボトルを再度、松潤に握らせればオレの意図を理解したらしく。


一瞬、苦い顔をしてから小さく溜め息を吐いて




「こぼすなよ」



そう告げると水を含んだまま、オレの口元へと寄せてくれたから



誤魔化す為に取り繕ったワガママを告げた口を薄く開けば、生温い水と柔らかい感触が降りて来た。











つづく






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流石に食べられはしなかったね(・∀・)セーフセーフ!
てか、しょおくん酔わせてるとは言え
やること大胆だわね( ≖͈́ ·̫̮ ≖͈̀ )悪いオトナだなぁ〜♡