櫻葉のお話。
BLなのでご注意ください。




















「あれ?お前結局いちごにしたの?」

「だって。しょーちゃんがチョコ取るから」

「はははっ!取るって何だよ」

「半分ずっこしたらどっちの味も楽しめるでしょー?」

「え?俺別に分けてやるなんて言ってねぇし」

「〜〜っ!もうっ!もうもうもうっ!!」

「ぶははは!一々拗ねんなよ〜。冗談だろ?」





イジワル言う翔ちゃんにむすーっ。としつつ

上に乗ってる赤くツヤツヤした苺を、ギザギザしてるスプーンの先で突っつく





「まーさき。ほら、口開けろ」




翔ちゃんの無駄に甘い声に顔を上げると、スプーンの上に大きく乗ったブラウニーの欠片とチョコソースがたっぷりなホイップクリームとバナナが見える





「え!?うそ…こんなにいいの?」

「早くしろよ落ちンだろ」

「あ…あーーーん!」

「ぶははは!でっけー口だなぁ。お前は」





ぱくっ。




「んん〜!めっひゃおひひー!」

「ふはっ、ガキかっつーの」

「んむ……じゃあ次はしょーちゃんねっ」

「俺そのポッキーがいい」

「へ?いちごは?」

「でけぇのそれだけだろ?こっちにも苺切ったの入ってるしいいよ」

「えっ!え…んじゃんじゃ…ポッキーに生クリームたっぷりつけるね!」

「あっははは!意味わかんねぇサービスだな」






イジワル言う癖に根っこは優しいなんてズルい…


きゅんきゅんする胸に気付かないフリをして
ポッキーに、たーーっぷり生クリームを絡める





「…なんかすっげぇ甘そう……」

「ひゃはははっ!わたあめみたいになったね」

「は?わたあめ…、これが?」

「んもう!いいからあーんしてっ。はい、あーん」

「あー」





ちらっと見えた赤い舌に、こっちの顔が赤くなりそうだったから徐に視線をずらした









「 あ 」

「…お前、わざとか?」

「ちっ、ちがっ…違う違う違う!!」






翔ちゃんの頬っぺにベッタリ生クリームがコーティングされてしまった。




















つづく













✎︎____________

怒涛の"それ"がいる森の宣伝も一段落したかな〜
レコーダーの容量空けるのに必死だったわ…(笑)
こっちはまだ、にのさんとぶんぶぶーんが残ってるので
もう少し容量空けるの頑張らないとだな(*´・ω・`)=3
夜会とSHOWチャンネルばっか見返してる場合じゃない