日本で今月からスタートした「ファーストペンギン」のドラマ。

結構人気があるようですが元ネタがこの

「萩大島船団丸」の代表の方。

 

未経験から20代、しかも女性という立場で

荒くれ者の漁師たちが集まる漁業会社の代表になり、

現場で悪戦苦闘しながら倒産しかけていた船団の人たちを

日本を代表する6次産業の会社に押し上げていく様子が

泥くさく描かれていますが面白いのとドミニカ共和国の

ビジネスをする雰囲気とも重なることもあり何度も

見てしまいます。

 

少子高齢、地方の過疎化が急速に進む日本で漁業、

また農業の6次産業化は日本全体の課題でもありますが同時に

規制や既得権益の壁もある分野でまだまだ日本では

ポテンシャルがある分野でありながら、そして注目されている

分野であるにも関わらずこれからの分野だったりします。

日本の地方などはたまに訪れて話をすると

東京などと比べても住んでいる日本人も情報格差が大きいし

それによる意識の差も大きいと常に感じますので

難しい分野だなと思いますがその中で山口県の小さな船団を

ここまで押し上げてきたのは大変な努力だなと。

 

 

 

 

 

 

ちなみにドラマの名前「ファーストペンギン」という

言葉はここ数年、ベンチャー企業やベンチャー精神を持った人

に対してよく使われる言葉です。

 

野生のペンギンの集団は面白くて、陸の上から食べ物を

求めて魚が泳いでいる海に飛び込んでいくのですが、

最初にその海に飛び込むペンギンは勇気がいるそうです。

なぜなら海の下にシャチやアザラシなどのペンギンの

天敵がいる可能性がいますので最初に飛び込んだ

ペンギンはすぐに食べられてしまう可能性が高いからです。

一方で最初に海に飛び込みうまくリスクをかわせた

ペンギンは仲間のペンギンはまだ恐々と陸にとどまっているため

海の中で魚を総取りできる可能性も高いのです。