ドミニカ共和国にも去年からスターバックスが進出してきました。

現在はサント・ドミンゴの1)アクロポリスセンター、2)ダウンタウンセンター

3)Galeria360  の3店舗。

 

1990年代に初進出を開始したアジアと比べて中南米全体としての

スターバックスの進出は遅くて一番最初のスターバックス店舗ができたのが2010年以降。

お膝元でもありますがアイスコーヒーを飲む文化がなかったり、

砂糖の配分とかありますが最も重要な理由としては

可処分所得の問題などマーケティング的な観点から

苦戦している印象。

 

サント・ドミンゴにもここ4、5年でオシャレないわゆる

日本人がイメージする「カフェ」と言えるものが何店舗かオープンされてきましたが

国全体としての可処分所得が向上してきたのが一番の理由かなと。

「カフェとしてのコーヒー1杯」を飲むため店に行く

という層が増えてきたので経営として成り立ち始めたのが大きい。

スターバックスは中国に進出するときも綿密に地域の「可処分所得」を調査

した上で進出をしていましたがサント・ドミンゴのカフェ経営を

見ていてもこのエリアごとの「可処分所得」の算出はとても重要だなと感じます。

特にスターバックスの場合は客単価にして300ペソ(550円ぐらい)の

商品であり、それ以外のパンやスナックはあるものの、

メインの食やアルコール類の商品はなく、

難しいのが最初にカウンターに注文する

方式なので、客ごとの「追加注文(追加売り上げ)」は見込めない、

スタバのイメージを保つために店のデザイン、空間なども重要ですので

バーンレートは必然的に高めの経営になる、など

可処分所得エリアを見誤り出店するとたちまち自転車操業になりそうな

気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクロポリスセンターの店内の様子。

テラス席が広く、天井も高く全体的に広々していて

いい感じです。

テイクアウト中心でもっと店内は狭いのかと思っていましたが

期待を裏切る広さ。

サント・ドミンゴでは近隣に次々と

個性的なショッピングモールが増える中では近年はアクロポリスセンター

は完全にモールそのものの集客としては下火傾向が続いており、

いつ来ても人の活気が少ないショッピングモールなのですが

そんな中では1Fに位置していて表通りから人が入りやすいことも

あるのか人は結構入っている印象。

 

 

 

 

 

こちらはダウンタウンセンターのスタバ。

ただこちらはちょっと店内が狭いのが難点。ほぼテイクアウトか

デリバリー専門。

近くテラス席も拡張されるようです。

 

 

 

 

STARBUKCS COFFEE Dominicana

1) Acropolis Center 

2) Downtown Center 

3) Galeria 360

全てオープンは7:00-22:00 

( Delivery は①Hugo, ②Pedido Ya,  ③Uber Eats の3アプリ

対応)