ドミニカ共和国の首都、サント・ドミンゴに新しくスタートした

Ana Catalina Patisserie というケーキデリバリーを紹介。

 

 

↑こちらが Patisserie のサイトですが

フランスのパティスリーで修行をしたAna Catalina 氏がオープンした

デリバリー専門のケーキ屋。

 

 

 

これがAna catalina Patiserie の看板メニューの一つである

「パリブレスト」。フランス式のシュークリームですが

日本のシュークリームにそっくりで味も

ちょっとマロングラッセみたいな栗の味のようなクリームが

シュー生地で包まれています。

そこまで甘すぎないしなかなか衝撃的な美味しさでした。

 

 

 

もう一つの看板メニューである「クロカンブッシュ」

フランスの結婚式では定番。

クロカンブッシュというのはシュークリームをクリスマスツリーの

ように積み上げた洋菓子で表面には飴のようなものが塗られている。

ドミニカでもパーティーとかに送ると喜ばれそう。

 

 

 

 

 

 

フランスの洋菓子といえばエクレア。

これはマンゴーのエクレアですが美味しいです。

 

 

 

 

 

 

ドミニカというとアメリカみたいにケーキは

スポンジがパサパサしてべっとりしたクレーム、というイメージで

なかなか美味しいケーキは存在しませんが

そんな中、ここのケーキは見た目のセンスも良くて、程よい

甘さ。上記のようなミルフィーユやヨーグルト系のケーキなども。

 

とりあえずまずはシュークリームが一番オススメ。

 

店舗持たない系のデリバリーに特化したケーキ屋がサント・ドミンゴにも

少しづつ出てきています。しかも本場のフランスなどで修行した

結構センスも味も良いパティシエが

ポツポツ出てきていて10年前ならなかなか考えられませんでしたので

時代の変化を感じます。

特にコロナ後の飲食業界の変化は目まぐるしく、注目すべきは個人で

店を持たずにSNSを使い、ビジネスを増やしていくシェフが増えているのが

特徴的。

 

飲食の売り上げとコストの関係は大体は

1)原価率x30%

2)人件費x30%

3)店の固定経費x30%

4)利益x10%

 

で回っているのが平均的ですが問題はドミニカの主要なバイクデリバリーアプリの

マージンは30%とそこそこ高いので店舗運営をしている店は経営が必然的に

苦しくなります。ドミニカのバイクデリバリーもコロナ以前はそうでしたが

必然的に原価率が低いピザなどの「粉もの」に集約されるのは上記の

コスト的な背景があります。

 

一方で無店舗の個人経営の場合は事情が大きく異なります。

バイクデリバリーアプリの会社は店舗運営をしてない人のために上記の3)を補う

補完関係の立場にあるので店舗運営をしている飲食業界は薄利での販売を余儀なくされて

苦しい状況が続きますが、個人飲食店の人たちは(3)のコストは存在しないので

SNSでプロモーション戦略のコストだけを考えそこがうまくできれば

市場でビジネスを伸ばしやすいのです。

 

更にこの状況に追い風を吹かせているのは作今のデジタル広告のにおける

テクノロジーの飛躍的な進化です。

インスタの広告市場は拡大を遂げていて、特にDSP広告が進化してからは

安い宣伝費用でもよりターゲットに宣伝が届きやすくなっていますし、

ドミニカぐらいの小さい市場であればよりリーチが機能します。

ビジネスでインスタ広告やフェイスブックを使用したことがあれば分かると

思いますが数年前に比べてもよりターゲットを細かく絞り込めます。

1)コロナ禍、

2)バイクデリバリーアプリの台頭、

3)DSPやSSP広告市場のここ1、2年の革新的な進化

など様々な時代背景が合わさったことで

ドミニカ飲食の市場が大きく変わるのを目の当たりにしている印象です。

 

いずれにせよ、エンドユーザーにとっては

今後のドミニカ共和国の飲食のレベルは過去10年よりも質が上がり、

さらに今までは市場規模が限られていたマイナーなアジア系料理や

ケーキなども登場して選択肢も広がるので

ありがたい流れになりそうです。