この前の誕生日、娘から初めて手紙をもらいました。

母親に言われて書いたのかと思ったら母親も知らなくて自分で考えて

書いてくれたみたいで嬉しかったです。

親はこういう時には嬉しいものなのですね。

初体験でした。

 

親という仕事の経験が5年になりました。

これからもおそらくたくさんの未経験の出来事があるのでしょう。

 

世界をたくさん見てきました。よく世界を見ると価値観が変わるといいます。

確かに異文化に触れ、そこで行き交う人たちの「生」を間近に見ると

世界観は多少なりとも変わるものでしょう。

ただ特に世界をたくさん見なくても「世界観」というのものは

いくつになっても変えることができるものだと思います。

 

海外を見る事と子育て、どっちでより大きく世界観が変わるかはなかなか

難しい比較ではないでしょうか。初恋をしても、結婚をしても、

子供が生まれても、誰かと別れても「世界観」は無常にも変わりゆく

ものです。

 

大事なのは自分が生きているということに対して、

そして周囲も自分と同じように毎日を生きている

のだということに対して、注意深く見ることだと

思います。

 

父と母は80歳を超えました。人生も後半に入っていると思います

それでも価値観を変えることはできるものです。

母が病に伏してから二人の歩みは違うものになりました。

大変なこともきっとあると思います。

ただ病気の母が歩いている時にその遅い歩みにあわせて父が隣に寄り添う姿を

見たときは2人の「世界観」が変わったように見えました。

2人にとっては人生の終盤におきた良い変化に見えました。

 

人はいつになっても世界観を変えることはできるものです。

コロナ禍で不自由も多いですが頑張りましょう

 

 

 

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幸せかどうかは、人生に起きた出来事で決まるのではなく

それをどう捉えるかで決まる

 

ヴィルヘルム・フンボルト著「人間形成と言語」

 

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