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子育てをしてみてよく分かったこと、
それは子供はとにかくオバケ、怪獣、などが大好きということ。

絵本やアニメなどで特徴的だなと思うのが日本のものは
オバケのコンテンツがやたらと多く
しかも「早く寝ないとオバケが出る」的な子供のシツケと
関連しているものが多い。
海外はハロウィンの際にオバケが出てくるぐらいでしょうか。

秋田県の「ナマハゲ」が代表的ですが子供のシツケにオバケや鬼を
用いたのは日本の昔からの風習なのでしょうけど
それにしても困るのは子供がオバケの存在を知ると夜に一人で
オシッコに行くのが怖くなってしまうとかマイナスが多い気がしますので
下の子が生まれてからは極力オバケが出てくるコンテンツを
避けることに。
特にユーチューブでアニメとか電子書籍で絵本を見ていると、まぁよく
オバケの話が出てきます、そして怖がるくせに子供はやたらと
見たがりますのでのその度に「サッ」とさりげなく違うのに変えていく。

自分が子供の時を振り返ると、小学生の時などはオバケが恐いのに、
友達皆で集まり、ホラー映画をよく見てたので子供ってやっぱり
オバケに惹かれる生き物なんだなぁとか。
当時は言うこと聞かないと押入れに閉じ込められるのが定番、押入れの
中に幽霊がいるとか親に言われてた子もいました。

でもシツケをするにあたり「恐怖心」や「報酬」を用いるというのは現在では
科学的には完全に効果が否定されており、
ナマハゲでは実はダメなようですです。

そして最近、思ったこと、世界的なベストセラー本とも言える
新渡戸稲造が書いた「武士道」。
この本の中で冒頭では「日本の子供は宗教がないのにどのように子供を
シツケていたかという海外の人の質問に「武士道や騎士道」で
しつけるのです、」というエピソードが出てきます。

このエピソードは当時の海外の人のハートを
とらえてあれだけ売れた、というのはあるのでしょうし
柔道や剣道、空手など武道を通して、規律を学ぶことは確かに
あるでしょう。
ただ日本の子供が全員武道を習うわけではないので、
最近は「オバケの存在が大きいのでは、、」とか思うように。
肌感覚ですが海外の人から見ると「宗教」という存在がない中で
日本人のシツケのやり方がどう成り立つのか興味を持つ、という人は
思いのほか多い気がします。