海外の幼稚園や学校は日本より夏休みが
長い国が多いですがドミニカ共和国も例外ではなく6月中旬から早めの
夏休みが始まります。
娘の幼稚園も終業式を迎えましたが、娘から終業式は朝の送り迎えして
欲しいと頼まれ朝、送っていってあげましたが、車の中で
「幼稚園が終わって夏休みに入る日は”しゅうぎょうしき(終業式)”」と言う
んだよ、と話した時に娘が「もうあの幼稚園に行くのは最後なんだよ」
と。
娘に言われて、「そういえばついに卒園なんだなぁ」と。
ドミニカの場合は卒園と言っても何か特別な催し物とかがあるわけでもなく、
日本のように「母親を泣かせるイベント」的なものもないので
何となく過ぎる感じがしていましたが改めて卒園と思うと
感慨深いものが。
初めて幼稚園に迎えに行った時はまだ2歳、自分を見つけるなり、
安堵したのか泣いてしまったりしていましたが
すぐに慣れていき、良かった良かったと奥さんと話していたことなども
ついこの間のことのように感じます。時が経つのは早い。
運転している最中に
急に最初の子育てで苦労した事がめまぐるしく思い出されたりしました。
特に上の娘は夜泣きが大変で、自分も何度も体調を壊したり、
夜の2時に抱っこしながら真っ暗な廊下を行ったりきたり。
ねんねんコロリよ、赤とんぼ的な童謡を歌えば絶対寝るはずだ、
という話を友達(注・男友達)に言われて、
日本の童謡を歌ってみましたが、効果ゼロなのと暗闇で
動揺を歌っていると自分が哀愁に包まれて悲しくなるので
すぐにやめました。
0歳の時に東京に連れて滞在した時は
時差の関係で、深夜に目がバッチリ冴えている娘を抱きかかえて
(奥さんは体調を壊して部屋で完全ダウン)
ホテルのロビーで寝てくれるのを待っていて、ホテルマンの人がコッソリと
肩越しから「ようやく寝たようですよ!」と教えてくれて、そのホテルマンと
「やっと休めます、、、」
と握手をかわして部屋に戻ったのが懐かしい思い出。
男親の自分ですら感慨深くなるのだから、
母親側はさぞかし、という感じでしょうか。
特に、産後ママが非常事態を抱える母親が
激増中と言われている日本社会。
日本の卒園イベントで号泣する母親がいるのも
わかる気がします。