ハマる事に付き合う話 ①

子供というのは、見ていると本当に毎日変化していき
面白いものです。
６０歳を過ぎて結婚して子供ができた投資家のジムロジャーズが
「一番の自分の冒険は子育てだった、昔は子供がいる夫婦を、時間もとられて
気の毒にと、著書などにも書いていたが考え方の過ちがあったこと認める」
と思い切っきり意見を変えていましたが（笑）、よく分かります。

大人側は子供が毎日様々なものをまさに真綿が水を吸収するように
覚えていくと、面白くなってしまい、今日はあれやらせてみたい、
明日はあれやらせてみたい、そうしたらどうなるんだろう、
面白そうだな、みたいなことに陥りがちで
けっこう話を聞いているとこういう人は多いみたいで
自分もそうでした（笑）
なので最近はそうならないように自分で気をつけていたりしています。

子供は自分が面白いと思うものを
１時間でも何時間でもひたすら、何度でも繰り返してやる。
明日は違うものとかではなく、自分が好きなものをひたすらやりたいので
自分がやらせたいものではなく子供がやりたいものをひたすら付き合って
あげています。

結局そういう考えになったのも時代の変化が早いからです。
親の常識は次の子供世代にはほとんど通用しないのではと感じています。
どういう方向が正解かは正直自分には分からないというのが本音。
７、８年前はスマホがなかった、フェイスブックもまだ流行ってないしVRも
仮想通貨もユーチューバーやインフルエンサーという言葉もなかった。
こういうものが登場してきて市民権を得ていくと当然パワーシフトは起きていくし
スマホから情報を得ている人とそうでなく未だに情報は日経新聞のみという人とでは
相当な情報格差も出てきていると感じています。

そう考えると５年後、１０年後の正解なども分からないのに子供世代の生き方を
読むなんてとても無理です。

そんな時代に親ができること、それは結局のところ子供がハマるもの、それを見つける
手伝いしかできないのです。
子供がハマっている、我が家ではよく「ゾーンに入っている」とか言うのですが、
危ない事をやろうするなどは例外ですが、そうでない限りは、
子供がゾーンに入った時は、基本それに付き合うのみ
という感じです。