順番や回数を意味する言葉があります。

1)あなたの順番、あなたの番
2)もう1回
3)次、今度
4)また(=再度)
5)交替して

とか色々あり、この辺りの言葉を
教えていたりしたのですが、これも目に見えるものではない観念的な言葉なので、
子供に言葉を教える際に最初はどう教えて
良いのかなと考えてしまった言葉。
言葉は面白い、というか大人に英語などの語学、文法みたいなものを教えるのと
根本的に異なり、概念を教えていかないといけないいうのが大きく違う点。

意外と教えづらいなと思ったのがこういう回数言葉は、複数人がいる時に
使う言葉なので、登場人物がそれなりにいないと教えづらい。
自分と子供がいれば一応登場人物は2人いるので教えることはできるのですが
2人だといかにも教えている感じになってしまい自分の
モチベーションが上がらず、
あと、日本語話せる人が1人か2人ぐらいいて複数いてくれれば
もう少し教えやすいのになと思いました。

そこで目をつけたのが部屋に置いてあった、娘がすごい気に入っている人形、
通称「ベイビー君」。上の娘が生まれた
初期の頃から我が家にいるのですが、娘にボール代わりに投げ飛ばされたり、
振り回されたり、ベッドから落とされたり、今では洋服もボロボロ
で額にも傷があるのですが、全く表情を変えないタフガイです。

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ベイビー君


このベイビー君を登場させて「高い高い」を娘と交互にしてあげたりしながら
回数や順番、次とか交替とか教えていきました。腹話術でベイビー君を操作して
「次は私の番」「もう変わってよ〜」とか話すと
けっこう一発でこの周辺の言葉を吸収していきました。
ベイビーが順番を守らずに交替したくない、みたいな
設定にすると、娘は「順番守らないとダメだよ〜」と正義感スウィッチが
入り、更に盛り上がります。

正義感スウィッチというのは脳の働きでいうとドーパミンの働きと作用が似ていて
幼児みたいにまだ論理的思考が大人ほど発達してない人達だとけっこうこの
正義感スウィッチをポチっと入れてあげると、
幼児という人達は脳の中でドーパンミンが出動して
全般的に盛り上がりやすく言葉も覚えやすい気がします。
大人の世界でもワイドショーとかテレビで他人を叩いて、正義感スウィッチを
全開で入れている人達がいますが、脳の働きでいうと大体同じ作用です。

ただ一つだけ難点があり、幼児は自分が楽しいとスウィッチが入ったものは
半永久的に「もっとやって、もっとやって」となるのでこれが難点です。
空気とかまだ読める年齢ではないので「高い、高い」とかは
それ以降、疲れている時はやらないことにしました。