昨今の日本の経済成長に関しては様々な議論があると思います。ましてや
今日の日経にのっていたように景気2番底突入かという場面で
政府の景気対策も短期的な結果を生むのは非常に難しい。

昨日の他の記事でもNECカシオの海外出荷の拡大の記事が注目を集めていた
ようだが今後海外に目を向ける企業はますます増えてくるだろう。
そして法人税が高く規制も高くそして何よりもイノベーションが起こりづらく
既得権益を持つ人達だけが得をする日本への投資を避ける人もより増えると
思われる。


そして民主党の政策の子ども手当。。。これに使われた税金は当然未来の
日本人の負担になるわけです。
先日に菅さんの需要重要説にもとづく政府政策、これはいわゆるケインズ政策を
柱としたものなのでしょうが短期的な経済回復を求めるわけではなく
長期で日本の経済を回復させていく、ひいては再度国際市場で日本が存在を示していく
ことを目的とした政策にはほど遠い。
国債乱発して、郵政のドス黒い郵便貯金と呼ばれる黒いお金を使って
歳出を増やしてすべては将来の日本人の負担になるわけです。

先日の菅さん、竹中さんの需要か供給かの議論ですが
供給(事業を興す側、法人、会社の起業、イノベーション、事業インフラ、など)
の弱い国というのは、食べていくだけで精いっぱいなので、
国民の多くが農業、もしくはラテンで言えばインフォーマルセクターと呼ばれる
非正規事業を営み、その日暮しの生活を苛まれます。
これが一般的な発展途上国の姿です。ドミニカもそうですしお隣のハイチ(世界最貧国)
はもっと悲惨です。
↓(過去記事のインフォーマルセクター参照)
http://blogs.yahoo.co.jp/skpanic/53149444.html


ところが供給力が増加する、つまり起業により多くのイノベーションが起きれば
国民の一部が農業に従事するだけで
国全体の食料をつくれるようになるので、
他の国民は農業以外の別の産業につくことができます。
ほんの一握りの人が農業などの生きていくために必要な産業に従事するだけで、
国民全体が飢えずに生活できます。
人類が最初に体験した大きなイノベーションである産業革命、特にT型フォードと
呼ばれる大量自動車生産の構造が起きたときもこれにあたるし
その意味でも20世紀は自動車産業はまさに資本主義の象徴だったわけです。
(その自動車産業が終焉の時代を迎えており、新たなエネルギー開発による
自動車なども発生、時代は完全に新たな幕を迎えつつあるわけですが)

下記に自分が中国に行った際の中国の農業の様子を記事で書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/skpanic/32055832.html

この中国に行った際になぜ一区画の畑にあんなにもたくさんの人が働いているのか
見慣れない光景に戸惑いましたがこれも供給サイドが弱いゆえに起こり得る
現象です。

問題は供給力が増加する際に、
短期的には必ず失業が発生してしまうことです。
それまで10人でやっていた農作業を3人でできるようになれば、
7人が失業してしまいます。
しかしこの失業こそが国が豊かになっていくためのちょっとした
痛みなわけですが
この7人はまた新たな成長産業に移っていくのです。
長期的には供給側だけが経済を成長させて、国を豊かにしていくのです。
需要サイドは短期的な問題にすぎないのです。
今、政府に求められているのもこの痛みをやわらげる失業手当や最低保証金
のインフラを整えてセーフティーネットを人々が挑戦するための
ものに変えていくことかと。
社内失業者に補助金をだして会社にしばりつけておく政策や、
あまっているお金を成長産業に回すための重要な金融機能を
郵政再国有化によって計画経済化(=社会主義の夜明け)
することは非効率なだけではなく将来の多くの借金を生み出し
国民の負担を増幅させるわけです。


Googleを例にとるまでもなく
世界中想像もしなかったようなサービス、商品がどんどん現れるし
今やGoogleが起こしたイノベーションで起業などやろうと思えば
ほとんどお金をかけずにできるわけです。
共有ファイルをクラウド上でやるなどももはや当たり前ですし遠隔地に
いる人達とファイルや情報を共有するなんてことも自分の中では当たり前です。
こういう事をしている人としてない人ではビジネススピードはおのずと
差が出てきます。

これらの供給側のカンフラウントは新たな需要=雇用も生み出します。
ドミニカが日本ほど雇用の機会に恵まれてない理由は何故でしょうか。その
理由は理詰めで考えると簡単で先進国ほど供給力がないからであり
第一次産業から遠いサービス業になるに連れて需要を生み出しづらいという
根本的な原因があります。
ドミニカ共和国が好きな日本人、移住したいという日本人、だけどドミニカで
働く手段が大使館のパートタイムぐらいしかないのであきらめて帰国したりという
日本人を何人も見てきたし自分の中でちょっとした「痛み」だった。
自分のささやかな目標としていつか自分が
ドミニカで雇用を生み出せるようなものを作っていきたいという
目標がある。


話がそれましたが
日本という土壌がこれらのイノベーションに強い規制をかけており
台頭してくる新しい世代の人間を叩いてしまうことでしょうか。
ちょっと前に株式分割をしながら株式総額を拡大させていき風説の流布で
逮捕されたインターネット界の人などが典型的です。
あの時は皆がニュースで彼を叩いていたがすごく怖いのが誰も
「なぜ悪いことなのか?」を理論として説明できる人がいないこと。
恐ろしい社会だと思いました。

日本という国の一番の問題点は「変化」に弱いところ。それは農耕民族として
発展してきて移住を是としない民族の弱さでもある。
結局のところ経済成長のためにしなければいけないことは貨幣供給でもなく
金利の引き下げでもなく、イノベーションや企業態、もっと言えばそこで
働く人達の変化を促すような、そして彼らが挑戦に失敗してもセーフティーネットを
ほどこし情報化時代に合った人たちを国をあげて育てていくという
強い決意な気がします。


下記のような政策は良いですね。
でももっとこの補填の幅を広げていくべきだと思う。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091221AT3S2000E20122009.html









https://overseas.blogmura.com/latinamerica/img/latinamerica88_31.gif↓↓↓ ワンクリック、お願いします。