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GW中、日経平均株価はもみあいが続いた後で上昇トレンドになり
一時期は¥9,000を突破。最終的に¥8,977で引けている。悪い材料が出尽くし
各企業の決算発表でのマイナス要素も織り込み済み、
また先日にASEANで開かれた会合などの影響も良い方向で株価トレンドを押し上げる
という見方もあるぐらい。

そんな中でGW明けの米国市場の動向が注目されていますが市場をにぎわせていた
クライスラーに続いてGMの欧州部門も伊フィアットと統合を発表。
これら米国を代表する「コモディティ企業」の行方も株価に反映しそうです。

GM、クライスラーの問題点はアメリカの問題点でもあると言われていますが
これらはROEや売上高にしめる収益率が低く、その上キャッシュインで得た収入は
更なる競争に耐え抜くためにラインの機械改善などの分野に投資を
続けていく必要があるためなかなか本来行わなければいけない新規開発分野など
抜本的な改革をしづらい体質がある。(=投資として工場のラインなど有形の資産
への投資割合が高い。個人に言い換えれば持ち家を買うために負債を得ているような
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航空会社なども典型的にこれらビジネスモデルがあてはまりますがこれらは
市場での独占的な商売をしていないビジネスモデルが原因となっている。
財務諸表での負債比率も大変高い。

これらの一番の原因はコモディティ型企業ともいわれる他社と比較した時の
ビジネスの差が出しづらい商品に根本的な問題を抱えている。
対照的なのは独占型の商売。
コモディティ企業とコンシューマー・モノポリーと言われる独占型企業の
概念は株式のファンダメンタルズ分析での
指標としてあまりにも有名ですがこれは株式選択だけでなく通常のビジネス
構築でも大いに考える必要がある分野。


以前に商社として中国製バイクの立ち上げに関わらせてもりらったことがあります。
その事業では後発だった我々は先手を行くライバル商社を次々と追い抜き、
また毎回中国のフェアに参戦しては最新の情報を大量に持ち帰りかつそれたのデータを
全部整理して常に頭に入れて客先と商談していたので客が「XX社が扱っている
Aというバイクに興味がある」と一言口を開けば、その場でポケットから取り出し
すぐにオファーができるぐらいの勢いでそういう状況を
作り上げた時期がありここに他社と比較した時の優位性を持っていると信じていた。
(要するに情報力で勝負していたイメージ)

当時は自社として全体の販売数量として市場の15%のシェアを握るまで
いきこの分野では優位性があると思い始めていたところ、それでも
他社はすぐに後から同じ情報を持ち込みはじめたり、他のメーカーも次々と
自分達の持ち駒としている商品を開発し始めたり、
自分達が優位性と感じて行っていたことは
コモディティ型の商売をしていたということに気づかされ
大きく独占型商売、つまりコンシューマー・モノポリーとして
永続させるにはどうするべきかを真剣に向き合い考える
必要がある場面に立たされたことがある。
(要は若さに任せて機動力、行動力、エネルギーが牽引して販売していた部分が
あったのですが「商売」としての経験がまだ不足していたことに気づかされた時期。)
この中国バイクビジネスは自分が新人時代からお世話になっていたT先輩が企画して
立ち上げた事業だったことと、将来この先輩が部署をかまえた際のメインライン
となると内内でこっそり聞かされていたこともあり当時は「どうやったら
この先輩のために生涯残るようなラインにできるか」と真剣に考えて
トライしていった。ポイントとなったのはAクラスの企業にいかに取り込むかで
これがまた当時は難事業だったが。


株式のファンダメンタルズ分析として考えるのであればまだ
EPS、ROE、流動性負債比率、内部留保利益などの数字が読み込めれば
良いと思うが実際にコモディティ型企業を脱却するのは
かなりのエネルギーと継続して今、行っている商売を改善させていく
思考の耐久力が必要となると思う。


今、自分達が行っている商売にいかにコンシュマー・モノポリーという
要素を作っていけるか、要するに全体のかかわりを「一つの商品」としての
ブランド化していけるか毎日考える必要があることを
GM、クライスラーの問題を見ていて改めて感じさせる。




PS:写真はルパン三世の愛車、フィアット500の新作。
このデザイン好きです。最近は欧州の軽自動車が個人的に流行り。




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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ


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