ドミニカ共和国で今月からいよいよ「メトロ」と呼ばれる電車が運行を開始しました。
ドミニカの首都・サントドミンゴで北部のCharles de Goulle, Villa Mella方面から
南は中央通りのMaximo Gomezを抜けてWinston Churchill方面まで
北ー南を幅広くカバーする一大メトロの誕生です。
このメトロはカリブ海初の電車ということもあり米国などでも
ニュースになっていました。



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ということで客先を訪問するのに早速メトロを利用してみる。
いつもは車ですが今日はAv.Maximo Gomezという北南を流れる
中央通りにある「Joaquin Balaquer」駅を利用。





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いよいよ地下鉄に乗ります。





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地下の駅に来ると以外にも
キレイな駅。そして電車もかなり近代的な雰囲気で驚きました。
自分は東京の京王線市民として育ちましたが京王線よりキレイだなぁとか
思ったりも。







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まずはメトロカードを購入。これは初回だけですが最初に必ず購入しないと
いけないものでRD$30(80円ぐらい)
初乗りはRD$20(50円ぐらい)でどこの駅でも自由にいけます。
基本的に低所得者向けなので運賃は安いですね。
北部に行くならガソリン代より安いかも。





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自動改札。Suicaみたいにカードで流れます。
この改札はいずれ市民が使うBanco BHDやPopularと提携してクレジットカード
で対応できるようにするという計画もあるみたいです。






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すごく意外だったのが電車は3分間隔ぐらいでバンバン来ます。
始発は6時30分前後。終電は10時30分前後です。日曜は若干始発、終電時間が
異なるので注意。






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ではでは早速メトロに乗り込みます。






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メトロの中はこんな感じ。中もかなりキレイです。




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シート横には車イスの人ための場所も確保されています。
そういえばシルバーシートがないかも?







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「ドミニカの電車はシルバーシートが無いんだね、日本の電車はシルバーシートという
場所があって~」と周りにいたドミニカ人達と話していたが
彼らは「そんなのこの国はいらないよ!この国は誰でもお年寄りがいれば
席を譲るんだから!!」とガタイの良いチェケラッチョな男が豪語。そして
皆も「そりゃそうだ!ドミニカはそういう国だよ。」
そしてすぐにおばあさんに席を優しく譲っていたドミニカ人を
激写。でも確かにこんなちょっと悪そうな雰囲気のドミニカ人でも
普通に席を譲っていましたね。この辺りはドミニカ人らしいかも
しれないしドミニカのいい所。













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そして地下鉄を抜けた外の様子。








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ドミニカの電車は現在はこの北ー南へ流れる電車ですが実は更に西のアルカリソという首都の西端から
Zona Orientalと呼ばれる東地区まで広大な東西に走るメトロを
建設予定です。
この電車により渋滞が大幅に解消されるという反面、今まで交通の便を担っていた
Carro Publico(カーロ・プブリコ)と呼ばれる乗り合いタクシーや北南を走る
バスの運転手は生計が立たなくなってきた人も多くストライキも起きている。


ちまみに駅は南のWinston Churchill通りとIndependencia通りが
交錯する「Centro de Los Heroes」という駅から始まり
一番北の「Mama Tingo」という駅(Charles de Gaulle地区)まで全部で
16駅で一番北から南までの駅で所要時間にして25分前後だとか。
確かにこれなら朝の渋滞時間、帰りの渋滞時間なら圧倒的に速そうです。

意外だったのが20分起きぐらいに電車が来るとか、時間もルーズとか
もう少しノンビリノンビリしている電車なのかと思っていたのが
3分間隔ぐらいでバンバン電車が来るし全てにおいてスムーズ。
日本人が乗っても全然違和感がなかったこと。









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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ


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