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米国のFRBがFFレートを大幅に引き下げてついに米国もゼロ金利時代に
突入しました。当然のごとく円は大幅反発でUS$80台に。
昨今の円高は日本には大打撃です。
日本は円高、円安どちらが良いかという議論はよくありますが基本的に輸出で日本は
支えられているので円安の方が良いわけです。

ただ今回の米国、デフレ懸念が大幅に広がっていたとは言えまさかのゼロ金利政策。
確かにインフレに比べると政府のコントロールがしづらい分野なので
米国としてはインフレ以上にデフレを恐れているのは間違いない。
特に今回長期のデフレに突入するようなことがあれば米国は当分恐慌時代に
なりそうな予感です。

株式市場は大幅に値下げしているが本当の米国の暴落はもう少し先にあるとも
言われている。例の2010-2112年以降の米国民が大量に生まれた世代が引退する時期に
また大きく米国の景気が後退すると言われている。多くのこの世代は投資信託を通じて
株式や国債などに投資しているのだろうとその大量の資金が引き上げられるからだ。

一方でその時に中国はどう動くだろう。中国は頑なに通貨「元」の切り上げを拒んでいる。
中国は大量の輸出によって多くのUS$を得ているがこのUS$の
国内消費も拒んでいる。US$を国内で消費する=貿易では輸出をするとUS$で
支払われれる。そのUS$を一旦銀行に売りさばき元を購入する必要がある。
そうなるとUS$が売られて元が買われるわけだから中国の輸出が増えると
本当はもっとUS$安、元高に動かなければおかしいが現在はこの通貨の動きが
半分固定されている状態。

中国の不動産会社が日本に進出する動きがあるが中国も輸出で得たUS$を
どうにか国外で使用するために使用先を探しており日本が現在格好のターゲットと
なっている。また中国はUS$を使って米国の国債も大量に購入しています。
中国が米国債を買う=長期の金利は安くなる=米国は更に借金を続ける。
そして更に米国は追いつかなくなり短期金利FFレートも今回大幅に下げて
必死の資金繰り。

米国はもちろんUS$が元に対して(not 対円)安くなれば貿易赤字の解消に
なるため元の大幅切り上げを望んでいるが中国も「米国債の大量保有」という
物質を盾にして粘っている状況。

それにしても米国がここまで政策金利を下げたものだから他の国もそれに
合わせて下げざる負えないという感じで今月にオーストラリアではRBAが1.00%
下げ、イギリスでも1%下げて3%になっている。
確か数年前ぐらいにオーストラリアの金利が高いというので外貨預金の行き先として
よく話題になっていたが現状では外貨預金として高金利とは言えなくなって
きているような。。。。南アフリカのランドなんかは未だに高金利みたいですが
逆にこの流れの中で高金利って怖いですね。そんなに投資が集まってないのだろうか。
(少し前までこの国、不動産バブルでしたが)

ドル&円も1年前までは完全に100-110円 / US$1とレンジが固定されていた
のですが(為替は米国と日本の政府間で100-110 / US$1のボックス圏で
動くと秘密吏に決められているという話もあったぐらい)
これも2008年までで末から2009年にかけては円が急激に高くなっていくとか
言われていましたが少し動きが早かったようです。




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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ


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