
僕らが小学生の頃に「ビックリマンチョコ」というお菓子がありました。
チョコレートを買うとその中にビックリマンシールなるものが入っていて
その中のシールの中にはすごく貴重な「ゼウス」シールとかが入っています。
そして全国の小学生が貴重なシール集めに狂乱的に動かされていました。
チョコレートを買うとその中にビックリマンシールなるものが入っていて
その中のシールの中にはすごく貴重な「ゼウス」シールとかが入っています。
そして全国の小学生が貴重なシール集めに狂乱的に動かされていました。
この中のシールで貴重なシールを持っていた小学生は100円とか
高値を付けて他の小学生に売りつけたりそれを入手した小学生は
また他の小学生に更に高い値段で200円とかで転売する輩もでてきていた。
こうして元は10円にも満たないシールが転売を続けて200円などで
取り引きされたりするのです。
多くの小学生はこの狂乱高騰経済に踊らされるのですが
中には賢い小学生がいて「そんなシールに何の価値もないだろ、集めて何が楽しいんだ?」
と冷めた目で見ていてビックリマンシールには一切
手を出さない小学生もいました。
高値を付けて他の小学生に売りつけたりそれを入手した小学生は
また他の小学生に更に高い値段で200円とかで転売する輩もでてきていた。
こうして元は10円にも満たないシールが転売を続けて200円などで
取り引きされたりするのです。
多くの小学生はこの狂乱高騰経済に踊らされるのですが
中には賢い小学生がいて「そんなシールに何の価値もないだろ、集めて何が楽しいんだ?」
と冷めた目で見ていてビックリマンシールには一切
手を出さない小学生もいました。
そんな子供たちの経済の世界で変化が起きます。
ある日、駄菓子屋さんでは「ラーメンバー」なるお菓子が登場します。
そのラーメンバーのお菓子にもシールが入っているのですが
今度は小学生の流行はラーメンバーになっていくわけです。
そうなるとそれまで貴重で高い値のついていたビックリマンシールは
もうどの小学生も興味を示さなくなり
「何でこんなものに俺たちは踊らされていたんだ?」となり
ビックリマンシールの「バブル」はラーメンバーの出現で崩壊されていきました。
机の中に100枚以上のビックリマンシールを持っていた子供たちも
それらは紙くずとなっていったわけです。
中にはもうビックリマンシールに価値のないことを悟りすぐに
安価でシールを売りさばく子もいました。
ある日、駄菓子屋さんでは「ラーメンバー」なるお菓子が登場します。
そのラーメンバーのお菓子にもシールが入っているのですが
今度は小学生の流行はラーメンバーになっていくわけです。
そうなるとそれまで貴重で高い値のついていたビックリマンシールは
もうどの小学生も興味を示さなくなり
「何でこんなものに俺たちは踊らされていたんだ?」となり
ビックリマンシールの「バブル」はラーメンバーの出現で崩壊されていきました。
机の中に100枚以上のビックリマンシールを持っていた子供たちも
それらは紙くずとなっていったわけです。
中にはもうビックリマンシールに価値のないことを悟りすぐに
安価でシールを売りさばく子もいました。
今度はラーメンバーのシールを子供たちが集め始め、
ラーメンバーのシールの額面額が値上がりしていきます。
しかしまた時間が経ち少し精神的に成長した彼らの経済の世界に
また変化がおきます。小学生高学年達の中でガキ大将のまさし君が
「何かこんなシール集めても馬鹿馬鹿しくないか?もう辞めようぜ」
と言い始めました。
ガキ大将のまさし君がそんなことを言い始めたのでどの小学生も
「そうだ、そうだ、こんなシール集めて一体何の意味があるんだ」
と言い始めてラーメンバーの「バブル」も崩壊したわけです。
ラーメンバーのシールの額面額が値上がりしていきます。
しかしまた時間が経ち少し精神的に成長した彼らの経済の世界に
また変化がおきます。小学生高学年達の中でガキ大将のまさし君が
「何かこんなシール集めても馬鹿馬鹿しくないか?もう辞めようぜ」
と言い始めました。
ガキ大将のまさし君がそんなことを言い始めたのでどの小学生も
「そうだ、そうだ、こんなシール集めて一体何の意味があるんだ」
と言い始めてラーメンバーの「バブル」も崩壊したわけです。
株や不動産の構造、もっと言うと「お金」の本質もこの
ビックリマンシールに似ているような気がします。
元々本質的な価値があるわけではないので
誰かが「そんなものに価値がないよ」と言い始めた途端に下落、崩壊していく。
ビックリマンシールに似ているような気がします。
元々本質的な価値があるわけではないので
誰かが「そんなものに価値がないよ」と言い始めた途端に下落、崩壊していく。
かつてのボリビア、またLTCMが破綻した直後のロシアなどでは
通貨のデノミが行われました。ボリビア政府がまさし君のように
「対外債務が膨らんで財政難のボリビアのお金にそんな価値がないよ、
だから皆気づかないと」と言って政策転換したのですが
その時に銀行に仮に1千万円を預けていた人たちの貯金は一瞬にしてゼロになりました。
通貨のデノミが行われました。ボリビア政府がまさし君のように
「対外債務が膨らんで財政難のボリビアのお金にそんな価値がないよ、
だから皆気づかないと」と言って政策転換したのですが
その時に銀行に仮に1千万円を預けていた人たちの貯金は一瞬にしてゼロになりました。
現在の米国のドルや日本の円はどうでしょうか。
ドルは戦後に世界の基軸通貨となりましたが以前は「金」と交換ができましたが
1971年のニクソンショック以降は「金」との交換はできなくなりました。
ドル通貨はある種の借用証書なわけですが現在は金とも交換できなわけですから
ドルの価値は実質上は特に何の保証もなく現在は皆の信頼のみで
成り立っていると言えます。「米国の経済はなんだかんだで大丈夫だろう」という信頼です。
国が多額の借金をしている場合は支払いを保証しているのは
我々「納税者」なわけですが例えば日本やアメリカのような巨額の債務を抱えている
国でも「それでもあの国は借金は返せるだろう」と思っているうちは
問題ないのですがある日その信頼が崩れたときにかつてのボリビアやロシアのように
通貨の値はたちまち崩れていくわけです。
ドイツのマルクも世界大戦の頃にやはり通貨価値がゼロとなり
多額の預金をしていたドイツ人の預貯金は一瞬にしてゼロとなりました。
ムーディーズの格付けで日本の国債の信用度がアフリカのボツワナより低くなったことが
以前に話題になりましたが債務が積み重なることは国債の格付け以上に
近い将来の日本の通貨危機の方が心配です。
ドルは戦後に世界の基軸通貨となりましたが以前は「金」と交換ができましたが
1971年のニクソンショック以降は「金」との交換はできなくなりました。
ドル通貨はある種の借用証書なわけですが現在は金とも交換できなわけですから
ドルの価値は実質上は特に何の保証もなく現在は皆の信頼のみで
成り立っていると言えます。「米国の経済はなんだかんだで大丈夫だろう」という信頼です。
国が多額の借金をしている場合は支払いを保証しているのは
我々「納税者」なわけですが例えば日本やアメリカのような巨額の債務を抱えている
国でも「それでもあの国は借金は返せるだろう」と思っているうちは
問題ないのですがある日その信頼が崩れたときにかつてのボリビアやロシアのように
通貨の値はたちまち崩れていくわけです。
ドイツのマルクも世界大戦の頃にやはり通貨価値がゼロとなり
多額の預金をしていたドイツ人の預貯金は一瞬にしてゼロとなりました。
ムーディーズの格付けで日本の国債の信用度がアフリカのボツワナより低くなったことが
以前に話題になりましたが債務が積み重なることは国債の格付け以上に
近い将来の日本の通貨危機の方が心配です。
アメリカは金との交換を停止した後はオイルマネーの取引を
ドル取引にすることでドルとオイルマネーを連動させて
ドルの価値を保とうとしましたが現在は中東のオイルマネーも
ドルからユーロにも移動しています。
また米国は巨額の債務国なわけですがそんな中で現在の金融危機が訪れており
問題は現在¥95 / US$1の為替が一気に¥80台まで加速していくと言われている。
世界全体が動き為替の安定化に動いていますがやはり誰か、例えば次の覇権を
虎視眈々と狙っている中国なんかが突然
「ドルなんてそんな価値ないだろう?」といい始めた時点で
ドルは崩壊していく可能性もあります。
ドル取引にすることでドルとオイルマネーを連動させて
ドルの価値を保とうとしましたが現在は中東のオイルマネーも
ドルからユーロにも移動しています。
また米国は巨額の債務国なわけですがそんな中で現在の金融危機が訪れており
問題は現在¥95 / US$1の為替が一気に¥80台まで加速していくと言われている。
世界全体が動き為替の安定化に動いていますがやはり誰か、例えば次の覇権を
虎視眈々と狙っている中国なんかが突然
「ドルなんてそんな価値ないだろう?」といい始めた時点で
ドルは崩壊していく可能性もあります。
今、現在世界に流通しているいわゆる「お金」は実質貨幣ではなく
名目貨幣と呼ばれていますがこれは金や銀などの有形の資産への交換が
国家によって保証されてないという意味だそう。
この「お金」は発行している政府に対する信頼で成り立っているので
その信頼が崩れたときに通貨の価値もなくなってしまう。
こんなふうに書いていると結局「お金」の概念って何なのだろうという
気分になってきますね。。。。マネーの世界で勝負している人って本当にすごいですね。
名目貨幣と呼ばれていますがこれは金や銀などの有形の資産への交換が
国家によって保証されてないという意味だそう。
この「お金」は発行している政府に対する信頼で成り立っているので
その信頼が崩れたときに通貨の価値もなくなってしまう。
こんなふうに書いていると結局「お金」の概念って何なのだろうという
気分になってきますね。。。。マネーの世界で勝負している人って本当にすごいですね。
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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ
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