１本の電話

昨晩、友人のＫ君から電話をもらった。彼はドミニカ共和国を中心として
野球選手のエージェント活動をしておりドミニカに有数の野球人脈を持つ
貴重な日本人であるが彼の知り合いの某日本人野球選手が
無事、メジャーリーグの球団と契約が決まったと！！

ちょうど先週にＫ君とこの選手と一緒に夕食を囲んだばかり。
この選手は単身でドミニカに来てＫ君が間に入り
ウィンターリーグの某球団に所属していたが解雇されてしまった。
力は十分にある人で周りもそれはよく分かっていた。ただ最初は食事、環境など日本と
全く違う状況に慣れなかったみたいだが夕食を一緒に食べた際には
「ＳＫさん、自分も最近はＫ君に教わりＣａｒｒｏ　Ｐｕｂｌｉｃｏにも乗ってますよ。
やっぱり一から這い上がらないといけませんね、ハハハ」と元気な言葉を
発していたし精神的にもたくましくなっていた印象がある。
（Carro Publicoというのはドミニカ共和国の乗り合いタクシー。初乗り３０円
で乗れる。ドミニカ移動の基本）
この話を聞いて
「この人は今、解雇されてしまったけど絶対ここから這い上がるな」
と自分は思っていたので今回のＫ君の電話は嬉しかった。

ちなみに今回のメジャー某球団のトライアウト。これは予定されていた
レールではない。Ｋ君とこの選手とでＱｕｉｓｑｕｅｙａ球場に
いた際にたまたま会うことができたスカウトに誘われそのままアカデミーに
行ってトライアウトを受けて決まったオファー。

ドミニカ共和国は野球でメジャーにあがるチャンスは本当に多い。
やる気さえあればどんな所からでもオファーのチャンスはあるが今まで
ドミニカに来た野球関係者はかなり決まっている。新しい人はそんなに
来てない気がする。今まではルートもなかったのだろうけどＫ君のような
ドミニカで活躍するエージェントがいれば今後、もっと日本の野球選手が
ドミニカ野球に来る機会が増えていくのだろう。

Ｋ君との出会いも今思えば懐かしい。彼も最初は単身でドミニカに来て
そこからどんどんコネクションを開拓していった。
いつも書いている某日本球団にいるコンディショニングコーチをしている
Ｗさんから自分を紹介されたとかで
突然、携帯に電話してきて一緒に食事をしたのがもう２年近く前？
そこからの付き合いですが彼は本当に野球が好きだ。
自分も野球好きだが彼は自分以上の野球好き。

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（株）リクルート / ＡＢ－ＲＯＡＤで
ドミニカ共和国、カリブ海のＡＢガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ

http://ab.ab-road.net/GUIDE/

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