ECB,スイス国立銀行に続いてイングランド銀行も政策金利を大幅に下げました。
イングランドは大方の予想をはるかに上回る1.5%とかなりの率を下げており
米国、日本、欧州全体で世界同時株安、金融危機をなんとしても食い止めようと言う
意思表示をしています。(ただ株価は逆に「そんなに今の世界は危ないのか。これはまずい」
という心理が働いて更に下がっているという結果)

ちなみにLIBOR金利(ライボー金利)も今週下がりました。
LIBOR金利はロンドンの銀行間取引金利であり6ヶ月ものは世界短期金利の
指標にもなっています。
(ちなみに日本の銀行間の金利指標はTIBORタイボー。銀行協会が毎回発表)

米国も民主党に政権交代しましたが国内の金回りが悪くならないよう必死の
対策が行われており短期金利を下げて金を市中に流そうとしています。
世界全体の流れの中で短期金利が今後も下がり続けることは必死。
このように短期金利は一般的に政府が人為的な政策で決めている。

一方で長期金利はマーケットの動きが誘導します。一般的に景気がが良ければ金利と言うのは
上昇する。1000万円の借り入れをしてカレー屋を始めたとする。
金利が10%の場合、毎年の金利は100万円。カレー屋の経費と合わせて全部で
コストが300万円で店の売上がちょうど300万円の場合、自分の利益はゼロ。
つまりカレー屋をはじめるのは現在の金利では難しい。。。となる。
ただ景気がよくなりカレー屋の売上が600万円を見込めるようになった。
そうなれば金利が現在の10%、しくはもう少し高くなり15%でも始める
ことが可能となり金利が高くても借り入れ需要は増える。
マーケットが長期金利を動かすというのは簡単に説明すると上記のメカニズムになる。

また長期金利の動きの場合は国債と言うのも問題になりますが
原則として長期金利と国債の値段は反比例する。
今年始めぐらいまでは米国の国債の値段は割りと上昇していましたが
それと反対に金利は3.65%ぐらいで下がり続けていた。
ただ今回の金融危機があり米国は上記のように市中にお金を投入して
金回りをよくする必要がありますがそのための調達資金として国債を
発行していっています。ラテンアメリカの某国などは無理やりこの国債を
買わされて国の支払いが増えてしまいその分、電力会社に金が払えなくて
停電が増えたD国もあります。

話がそれましたが米国は国債を発行して資金調達に必死ですが
現在は国債の値段を下げて売らないと海外投資家の
資金を呼ぶことはできません。そうなると長期金利は反比例するから上がっていく。
短期金利は逆の動きとなる。

ちなみに日本の国債の金利は長期で1%台です。。。
ただし日本では長期金利の視点で見ると確実に上がると言われているので
そうなると国債の値段は下がる。現在日本の国債を持っている人は
早めに異なる資産へ流動させていくべきという意見が多いよう。

ラテンの国の国債などはCitiグループでも扱っていますが10%利回りなども
ありますがリスクももちろんあります。2001年のアルゼンチン国債などのように
高利回りでもデフォルトを起こして国債が何の価値もなくなってしまったりも。
またドミニカでも金融商品が売られていますが為替リスクも当然あります。

ドミニカは通貨のペソに関しては某金融機関などで
譲渡性預金が一般の先進国より比較的(というか大分)
低い金額で購入することが可能ですが為替リスクが出てきます。
(ちなみに日本でCDを利用するには元本5000万、米国では1000万などの高額な
金額が要求される。。。限られた人しか買えません。。。)
自分は以前にまとまった金額でこのドミニカペソのCDを購入したことがあり当時の利率が
契約前に大幅に金利が上昇したこともあり15%の高利率となりましたが
為替が若干ペソ安となったことがあり最終的にドル換算すると12%の
インカムゲインとなったことがあります。

ただその時は円も安くなっていたので円ベースで考えると金利分丸々が利益なので
得ですがドルを基準に考えると少し異なる。またドミニカにいるからペソだけ考えれば
良いならペソ安になろうが関係ないし。。。など2通貨だけならともかく3通貨絡むと
結構、複雑です。
ちなみに今、メキシコでは大幅に通貨が安くなりましたが同時に円が今高くなっているので
今、日本からメキシコ旅行する人はおそらく相当お得な旅行になるのでは。

ただドミニカの場合は2003年時のようにドミニカの通貨が
大幅にペソ安(当時は2倍以上ペソ安になった)
になると元金が単純計算で言うと半分になるというリスクがある。

ちなみにドミニカ共和国の物価上昇率や食料の物価データなど基礎的なデータを
見るとやはりドル/ペソの動きにかなり連動している。ペソ安になると
確かに輸入物などは高くなるのは当然ですが何故か国内の物も結構影響してくるのが
以前から疑問がありましたがこれはドミニカ共和国という村というか船を
操縦している上の人たちの収入の多くはドルだからという事情があるのだろうなぁ。
こういう時、「ああ、世の中ってやっぱりそういう事か」と思う瞬間。



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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ


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