米国で7-9月期で低調な決算を発表した主力企業が続出した事もあり
また米国の株価が下落ードル安に大きく動く深刻な状況が続いている。

そんな中で米国では米自動車メーカー、ビッグ3の一角であるGMが
4~6月期に155億ドルの巨額赤字を計上して以来資金繰りに困り経営危機に
陥っており現在クライスラーとの合併交渉を行っているがこの交渉が
決裂するような事があれば米国経済がまた一気に傾くとの巨大な懸念が
広がっている。
(日本車両メーカーもそうですが車両メーカーが破綻に陥るとそれに伴う部品メーカーや
販売会社の社員、車両ファイナンス会社の社員など関連する裾野企業が多く影響が
大きい)

ただクライスラーの筆頭株主に米国の投資ファンドである
サーベラスがおり彼らから接触を受け、日産・ルノーもクライスラーとの合併
交渉に参戦する意向のよう。(そうなるとGMが本格的に破綻する可能性が高く
米国経済が再び大きく後退する状態のようですが。。。)

このクライスラーという会社。GMとの合併が仮に実現されれば
組立工場の大半が閉鎖され、数万人がリストラされる可能性が高いですが
合併・買収の対象になりやすい会社だと以前から車両業界ではウワサされていました。
クライスラーはまずはサーべラスという投資会社が
筆頭株主で株主構成として見たときに
筆頭となる株主が安定株主でない、またもう一つはキャッシュリッチな会社で
あることが挙げられます。
キャッシュリッチな会社とは多額の現金、預金や換金性の高い有価証券を
保持している会社のことでこういう会社を買収すればそれだけで手元資金が潤い
合併・買収する側の会社が必要とされた資金を
すぐにこれらのキャッシュで返還することも可能だからです。

現実としてGMがクライスラーを合併する方向で動いた理由も資金繰りでがけっぷちに
立つ同社が現金獲得のために動いたという理由が大きいよう。
クライスラーのPBR(Price book-value Ratio=株価純資産倍率)の値が比較的低く
推移していたのも理由のよう。

ちなみにある企業がどれぐらいの手元流動性がある資金を持っているのか、
営業活動からのキャッシュフローの要素などを加味して買収されやすいかそうでないかを
判断する計算方式としてM&A Ratioがある。

M&A Ratio = 株式時価総額x50% - 余剰金融資産 ÷ 税引き後営業利益 + 減価償却費という計算方式ですが分かりやすく直すと

合併もしくは買収にかかったコスト ÷ 年間企業利益

ということで買収コストが仮に100億だとして企業利益が年間20億なら
100÷20=5で5年で元がとれますよということ。
もし余剰金融資産が20億もある会社なら(仮にですよ、仮に。。。)
(100-20)÷20=4で
「あっ、5年かかると思っていたけど資産調べたら4年で元がとれるぞ、これは儲けた」
ということになる。



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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
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