ドミニカ共和国で貿易の仕事に従事する自分。
下記はドミニカ共和国でのある中古自動車を販売する客とのやりとりです。


客:「実はドミニカ共和国では米国からの中古車に押されており
日本からの中古車は米国との割合で米国:日本だと10:1ぐらいの比率に
なっているんだよ」

自分:「それは素晴らしいね。今後もますます取引が期待されます」


客は悩んでおり米国からの中古自動車の10分の1しか日本の中古自動車の
割合は無いと訴えているにも関わらず自分は逆に喜んでいる。
もちろん中古車を売る気がないわけではありませんし頭がおかしくなった
わけでもない。
では何故こんな回答をしているかというと答えは



中古自動車市場が去年まで米国:日本は20:1だったものが
最近になり10:1になった。つまり日本からの割合が今年になり
増えていることを知っていたから。

ということです。

市場全体がどのように推移しているか。これを常に頭に入れておかないと
目先の客や情報の発言にまどわされてしまうという良い例で
我々の仕事で重要なこととして市場全体の規模、商品ごとの推移、
これを頭に入れて活動しないと戦略的なマーケティングと売り込みは
できなくなってしまうのです。

物事というのは全体が見えている人間は強い。商活動をしていると
どうしても目線は目の前のことを追いがちですが一日に少しでも時間を取り
全体を見る習慣をつけていきたいものです。




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(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ


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