ドミニカ共和国の景気、経済についてマクロ経済の視点では前年比で8%の
経済成長率の伸びを見せており2004年の経済恐慌以降は3年連続伸びており
ムーディーズの格付けランクでも1ランク上がり好調と言える。
ただし一方でミクロ経済のレベルで見ると国勢調査では
国民の約8割が不景気感を抱いており実際に「モノが全く売れない」と
話す客がほとんでありマクロとミクロの視点での違いが顕著に見られる。
経済成長率の伸びを見せており2004年の経済恐慌以降は3年連続伸びており
ムーディーズの格付けランクでも1ランク上がり好調と言える。
ただし一方でミクロ経済のレベルで見ると国勢調査では
国民の約8割が不景気感を抱いており実際に「モノが全く売れない」と
話す客がほとんでありマクロとミクロの視点での違いが顕著に見られる。
何故マクロ経済とミクロ経済でこうも違いが生まれるのか、
我々商社の世界でも「はたして今のドミニカは景気が良いか?悪いか?」
はよく議論になりますが一度理論で説明するためにも
経済の流れをジックリ考えてみたが
エネルギー高騰にかかる世界的インフレなどの一般的要因以外には
仮定としては下記の要因があげられる。
(前提)
ドルの価値が急落しているにも関わらず
対ペソの動きは全くと言ってよいほどない。(ペソ高に振れない)
↓
ドミニカ政府は対米国圧力の関係で2つの政策をとっている。
我々商社の世界でも「はたして今のドミニカは景気が良いか?悪いか?」
はよく議論になりますが一度理論で説明するためにも
経済の流れをジックリ考えてみたが
エネルギー高騰にかかる世界的インフレなどの一般的要因以外には
仮定としては下記の要因があげられる。
ドルの価値が急落しているにも関わらず
対ペソの動きは全くと言ってよいほどない。(ペソ高に振れない)
↓
ドミニカ政府は対米国圧力の関係で2つの政策をとっている。
①金利を下げる
②マネーサプライ
②マネーサプライ
①
金利を下げる。
ペソ金利を下げる=ドルの需要を減らさずにすむ。
まず自分がペソとドルの2つの通貨を手元に持っていると想定願う。
金利が高い方の通貨で当然預金することになる。=その通貨を買う。
つまりドルを買う人が多ければドル高、ペソを買う人が多ければペソ高
になるのだがドル需要を落とさないためにペソの金利を下げる
金融緩和政策。
金利を下げる。
ペソ金利を下げる=ドルの需要を減らさずにすむ。
まず自分がペソとドルの2つの通貨を手元に持っていると想定願う。
金利が高い方の通貨で当然預金することになる。=その通貨を買う。
つまりドルを買う人が多ければドル高、ペソを買う人が多ければペソ高
になるのだがドル需要を落とさないためにペソの金利を下げる
金融緩和政策。
一般的に金利が下がれば市中の金回りがよくなるので景気が上がるという
単純に考えがちだが現在のドミニカのミクロ経済はそうなっていない。世界的なエネルギー価格上昇による影響と
税金Up.だけでなくそれ以外に下記の②のマネーサプライ要因がある。
↓
②マネーサプライ、つまり
紙幣供給量を増やす政策をとっている。=通貨供給量を増やす=通貨の価値は下がる。
これも対米国圧力によりそうせざる負えない。
紙幣供給量を増やせば当然インフレは進む。
何故かというと
紙幣供給量を増やす政策をとっている。=通貨供給量を増やす=通貨の価値は下がる。
これも対米国圧力によりそうせざる負えない。
紙幣供給量を増やせば当然インフレは進む。
何故かというと
↓
通貨供給量が増える=通貨の価値が下がる。つまり物:通貨=1:1だったものが
1:3になれば通貨に大してモノ不足の状態になるのでモノを買うためにより多くの
通貨が必要となるという経済メカニズム。
1:3になれば通貨に大してモノ不足の状態になるのでモノを買うためにより多くの
通貨が必要となるという経済メカニズム。
対ドルについてのみ。
一般的にはインフレというのは上記のごとく=通貨の価値を落としているという事なので
ペソの価値を下げてないというのは対米国だけで考えた時だけで
言い換えれば米国と仲良く通貨の価値を下げている状況が現在のドミニカ。
その証拠に対ユーロで考えると夏場に比べてペソは安くなっており欧州商品は
軒並み値上がり傾向。
ラテン経済全体で見るとかつてのアルゼンチン債務危機というものがありましたが
当時の一番の原因は外貨建て債務を多く持っていたのが原因だったとか。
同様に現在外貨債務を多く抱えるドミニカの通貨力が「世界経済全体から(対米だけでなく」
見て弱まるのはあまり良いことではない。
(極端な話しペソ通貨の価値が半分になる=借金が倍になる)
輸出は前年同期比で約30%伸びており
上記の状況を顕著に物語る例としてEURO圏であるオランダ向けのフェロニッケルの輸出の伸びは
高く今年は1位の米国輸出高2億4千万ドルに迫る2億3千8百万ドルもの
フェロニッケルを輸出している。(先日伝えたとおりドミニカの輸出品目第一位は
フェロニッケル)
マクロ経済では好調とも言えるドミニカ共和国が一方でミクロレベルだと
国民の79%が不景気感を抱いている(新聞Listrin Diario国勢調査による)
のは上記の状況が重ね合わさっていると言えるのではないかと。
国民の79%が不景気感を抱いている(新聞Listrin Diario国勢調査による)
のは上記の状況が重ね合わさっていると言えるのではないかと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(株)リクルート / AB-ROADで
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ
ドミニカ共和国、カリブ海のABガイドとして記事を書かせて
もらっています。
ブログでは書かれない観光情報等、内容が満載なのでぜひ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー