ドミニカ共和国のカーニバル （前編）

ラテン諸国は２月はちょうどカーニバルの時期。特にブラジルのリオのカーニバルなどは
世界的にも有名ですがその他にもトリニダード島のカーニバル、そして
ドミニカ共和国のラ・ベガという町で行われるカーニバルは
ラテン諸国の中でも３大カーニバルと言われています。

このラ・ベガのカーニバルは１月の最後から２月の終わりまで１ヶ月かけて行われる
のですが特に２月の第三週あたりがピーク。ドミニカ全土から
人が集まりますが他の国からのツーリストのような人たちも多く見られました。

それにしてもラ・ベガは首都のサント・ドミンゴからは
約９０分、普段は閑静な田舎町なのですがこの日ばかりは人、人、人という感じ。
特に１６時過ぎからはガンガン皆が集まってきて前に進むのが大変な
ぐらい。とにかく盛り上がっていました。

カーニバルはその語源は中世ラテン語のcarnelevarium（肉を断つという意味）
という意味。、復活祭が始まるまで一時的に肉を食べなくなる期間に入る前の
大騒ぎができる期間ということらしい。
ちなみにカリブ海の「カリブ」の意味はラテン語で人食い人種の意味が
あるのですが詳しくは過去記事参照。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/skpanic/36234104.html

そしてドミニカのカーニバルの主役は下から２枚目の写真に
出ているしてDiablo(ディアブロ＝鬼の意味）と
いわれる架空像です。その風貌は口が長細い、頭のてっぺんが大きな角が
２本出て一見怖いけれど、ひょうきんな感じで、人をだます＝滑稽なもの、
というイメージをわかせるような顔つきをしているもの（右下の写真）や
平らな面だけど顔面が複雑なデザインになっているもの(左の写真）があり、
長いマントに鈴や鏡をいっぱいつけてのしのし歩き、Vejigaと呼ばれる
硬い風船のついたむちを振り回すのが特徴です。

この風船、不意打ちで老若男女問わずガンガンケツを打ってくるのですが
もっとやわらかいかと思ったら普通にいて～。
ご利益でもあるのか友達に聞いてみたが
「特に無くトラディショナルなもの」だと。何も無いんかい！！