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キューバのある土産物屋に入って絵葉書を1枚購入しようとしたのですが
その時に「おばちゃん、少しまけてよ~」的な話をしたんです。
そこまではよくある話しと思うのですがそのおばちゃんは全くビタ一文
まけてくれませんでした。理由としては販売した金額の全てを
データとして出してキューバ政府に提出のギムがあるからだそう。
同じくタクシーにのった時に値引き交渉をしてもタクシー料金も
一律決まっておりそれらも全て帳簿につけて政府に報告するのだそうです。

考えようによってはキューバではぼったくられる心配はゼロという
途上国では屈指の安全国ともいえますし別角度から見れば全てを管理されて
商売人としての自由はないことになります。商売が好きで商売人という
世界で生きている自分にとっては歯がゆい気持ちもありました。

またキューバという国は100mおきに警察官が立っています。というと
大げさかもしれませんがどの街でも本当に昼も夜もいたる所に警察官が
立っておりまた本当によく監視している。横を通るとすごくじ~っと
見られる。タクシーやトラックなどはある街と街の境に差し掛かると
必ずとめられそこで何をしているのかと言うと
警察に街を出て長距離で走るという報告をしている。

これらは全て事実ですがなかなか日本で生きていると考えにくい話しと
思います。ドミニカでもありえません。ただしこの国ではこれらの
自由の制限と引き換えに国からの生活保障などをもらっています。

これは国レベルでなくても普遍的に
「誰かに何かを保証してもらうということはその代わりに何かを制限されるということ」
こういう法則はあるのかもしれませんね。
別の言い方をすると「何かに依存するということは別の
何かを失うこと」ともいえると思います。
キューバのこれらの状況を批判する人も多いですが意外と
我々も似たようなことはやっているんですよね。自慢じゃないが
会社員をしてますが「会社」という世界はその典型かもしれません。
「うちの会社は福利厚生はしっかりしている」などと言う言葉を
たまに聞きますがその分多くのクサリを足にはめているのでしょう。
どちらが良いのかは自分には答えが出ていないし答えなどないと
思いますが60歳ぐらいに
なって自分の人生を振り返ることがあればキューバにもう一度
訪れて考えたいなぁと思います。

キューバに魅せられて勢いで旅行した1週間でしたが本当に
貴重なたびでした。
キューバという国はポテンシャルの高い国と思います。砂糖という
世界でも屈指の産業を持ち、葉巻産業もある。何よりもカリブ海の中で
最も大きい島を持ち人口が多い。国際市場の目線で見たときにこの
「人口が多い」というのは中国を例にとるまでもなく重要な項目です。
更に観光に力を入れてきているがまだまだこの国は観光開発の余地も
あります。観光業としてはまだ入り口に差し掛かった程度とも
言われています。今年はFTAがドミニカでも締結されますがU.S.AやEUと距離的に近い
この国でも貿易業が盛んになればカリブ、中米での中継基地として
栄えるのは間違いないでしょう。
チェ・ゲバラが追った理想郷は「広がりゆく世界」がテーマだったと聞きましたが
いつかキューバの政治、社会が解放されればこの精神の元に
産業がラテン世界にとどまらず全世界にサルサ、ルンバ、マンボの音楽
文化と共に広がってゆくことを願います。