宮崎県で口蹄疫が発生して、4月20日で1年経過した。

東国原知事が終息宣言を出したのが8月27日で、発生から4ヵ月余り、畜産農家、一般消費者、地域住民に多大な損害と迷惑を与えた。



被災農家は、1304戸、牛や豚の殺処分は約29万頭、未曾有の畜産被害だった。

内、酪農家の被災は51戸、2500頭が殺処分され、乳代損失15億円、乳牛損失11億円にのぼった。



酪農家で経営再建(生乳の出荷再開)を果たせたのは、現状で33戸、年内再開見通しでは、36戸に達するそうだ。更に今後2年間で口蹄疫前の生乳生産水準の約9万トンに戻す目標だ。

 

現地の酪農関係者は、この度の東日本の大震災に当り、先ずは自分らが復興を成し遂げ、これまでに多くのエールと支援をいただいたことに感謝するとともに、今後は、我々が東北関東の酪農を支える番で、是非ふたたび立ち上がって欲しいとエールをおくっている。

 

酪農業界の結束は固い。