今朝未明のサッカーは日本が勝ってよかった。
いつもより1時間早く起きて4時から応援したが、選手、控え、監督スタッフ、私を含めたサポーターのチームワークの勝利だったと、感動した。
本田選手は、まだ喜べない。これからがあるから、と言った。
これまた、立派な心がけだ。

宮崎の口蹄疫処理では、全国からの獣医師が日夜必死の活動をして処理に当たって、いる。
昨日で、感染家畜の10キロ圏内の全ての殺処分、埋却が終了した。
頭が下がる思いだ。
思いがけない感染拡大があって苦戦したが、徐々にチームワークが取れて本格的に動くようになった結果であろうと思う。

中心になって動いている獣医師のことについて書いておきたい。
(ウィキペディア、参照)
最近は獣医学科に人気があって競争率が高いが、主として小動物の臨床獣医師をめざす結果であるようだ。小動物の他、畜産や競走馬、動物園などの臨床獣医が全体の約4割、行政獣医といわれる公務員の獣医が約4割、民間の食品や製薬企業などに進む企業獣医師が1割だそうで、今回主に活躍しているのは全国から派遣された行政獣医さん達だ。

人の医師や歯科医師、薬剤師は厚生省管轄だが、獣医師は、農水省管轄である。
しかし、同時に文部科学省管轄である獣医師がいる。
獣医系大学の獣医師免許をもつ教員や大学院生である。
 
24日、文科省は、全国16獣医系大学のうち、既に感染拡大防止に協力をしている宮崎大学、鹿児島大学を除く14大学から36人を宮崎に派遣すると発表した。
農水省からの派遣要請によるもので、23日には鳥取大など6大学から8人が既に現地入りして活動開始したようだ。期間は7月1日までで、残されたワクチンを接種した牛や豚の殺処分などに従事す る。

 これまでの行政獣医師も数週間派遣応援した後は、帰任地での感染防止のため、1 週間は外出禁止の期間を設けている。体力的、精神的に大変な任務である。

16の大学とは、以下のとおりだ。 (私も始めて全容を知ったことだが・・・)
国公立大学:北海道大学、帯広畜産大学、岩手大学、東京大学、
東京農工大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学、
大阪府立大学以上11校
私立大学:、酪農学園大学、麻布大学、北里大学、日本大学、
日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産大学)、以上5校
 

そして私もこの度獣医師の役割、使命を、明確なかたちで初めて知った。

『医師、歯科医師、薬剤師が「人間を助ける職業」である事と同様に、

獣医師は「人間を助けることを目的として動物を処置する職業」であり、「直接的に動物を助ける職業」ではない。」

獣医師を志す者は、この事に留意する必要がある。

小動物に関する大半の事例は、動物を助ける事が人間にとって利益となるが、家畜や野生動物に関しては、決してこの限りではない。』


つまり、人のためには、動物の命を助けるのでなく殺すことがある。

今回の口蹄疫の感染防止の為の殺処分のように・・・・。


逆に言うと、殺処分は、こういうに使命任務をもつ獣医師にしか行なえない崇高な行為であるといえる。


口蹄疫対応のチームワークの中核としての行政獣医師の方がた、それを応援する多方面の方々に改めて敬意を表する次第である。


最終の終息へ向けて、皆で力を併せて頑張っていこう。

私もサポーターの一人である。