ウィーン美術史美術館で観た絵画の記録
「毛皮をまとったエレーヌ・フールマン」は、フランドルの画家ルーベンスによって、1636年から1638年頃に描かれた。
ルーベンスが49歳の時、最初の妻イザベラが亡くなった。
53歳にして、アントワープの絹織物商人の娘で当時16歳の娘エレーヌ・フールマンと再婚!
この肖像画は、エレーヌを美の女神ヴィーナスに見立て、「恥じらいのヴィーナス」のポーズを取らせている。
ルーベンスは画家としてだけではなく、人文主義学者、美術品収集家でもあり、
七か国語を話し、外交官としても活躍した。