昨日の夜と今日の朝、
1カ月ぶりにある夫妻を訪れた。
旦那さんは末期のがん、
奥さんは難病を患っている。
久しぶりに会う旦那さんはそれはそれはやせ細っていた。
今までは、旦那さんのはいている着圧ソックスを脱がすお手伝いをするだけ、
そして奥さんの方は、胃ろうカテーテルから栄養剤の注入をすることだった。
難病を患う奥さんを、今までずっと支えてきた旦那さん、
もう先は長くないようで、容態はどんどん悪くなる一方。
一度入院したものの、自分の希望ですぐに退院。
昨日の夜は、「自分で歩けそうにない。」と言うので、
座っていたソファからベッドまで付き添ったところ、
もうそれだけで息苦しそう。
ベッドに横たわり、
「僕は家にいたいんだ。彼女のそばを離れたくないんだ。」と心に決めたように言うので、涙がでそうに。
家で最期を迎えると決めた様子。
奥さんも体が辛いはずなのに、出来る限り旦那さんの世話をしている。
そしてこの2人は苦しいとか辛いとか絶対に口に出さないし、
呼吸が苦しい時もありがとうを忘れないし、
君たちスタッフはみな優しくて素晴らしいという言葉までかけてくれる。
このご夫婦こそ本当に素晴らしい!
ただただ安らかな最期が訪れることを願うばかり。