「大河が終わってやりたいことは?」「最近、気になっていることは?」というような、最近の関心事を尋ねられると必ずと言っていい程「空海」と答えるオカダくん。
空海への情熱が抑えられられないのか、やたら喋っている印象。
サントリー美術館で空海が開いた高野山の名宝を集めた展覧会がある、という情報はだいぶ前に得ていたのですが、「六本木は乗り換え面倒だし、行こうかな、どうしようかな~」と尻込みしていました。でも、先週のGRで、仏像の身体つきについてオカダくんが解説していたのと、今日は予定が早く終わったので、「これは行くしかないでしょ!」と(笑)。
展示室に入ってすぐ、オカダくんのアイドルがいらっしゃいました。「オカダくんは、この人のどこに惹かれたんだろうな~」と考えるのは、なかなか楽しいですよね。
私が印象に残ったのは、今回の展示の目玉である運慶作・「国宝 八大童子像」。
運慶に関する知識は「中学校の歴史の教科書に載ってた人」「写実的な作品を作った人だよね?」的な低レベルなものしか持っていないのですが(笑)。ついでに、八大童子の意味もよく知りません(笑)。
厳しい表情でもただストイックなだけではなくて、身体のラインは柔らかくて、気品があってすごく美しい。「仏法を守るために厳しい表情してるけど、ただ厳しいだけじゃ意味ないよね。何のための仏教かと言ったら、自分を厳しく律するのが目的じゃなくて、人を幸せにすることじゃないの?」と言ってるような感じでした。釈迦は若い頃に厳しい修行をしたけど、結局「中道」という考えに行き着く。運慶は、多分天才なんだろうけど、それだけじゃなくて。釈迦の生涯や、大乗仏教の教えをたくさん勉強した人なんじゃないかな~と妄想しました。難しい仏典の知識を講義するのではなく、美しいものを刻むことでそれを伝えようとしたんだろうな~って。
やっぱり、写真やネットで見るのと実物は全然違って。行ってよかったです。
でも、オカダくんが東洋の身体の使い方について解説した影響で、やたら仏像のお腹をチェックしちゃいました。言われてみればどの像も出てるよね、お腹。あと、快慶作の仏像は、背中の筋肉が岡田氏みたいだった(笑)。そうそう、私は足の裏がかっこいいな~と思ったんだよね。仏像を支える為に足を分厚くしてるのかもだけれど…たくさん歩いてたくさん修行してるんだろうな~って感じが、何ともかっこよかったです。