栖雲山安禅寺

■西山浄土宗

■御本尊:西国三十三ヶ所の観音菩薩

■京都市南区久世上久世町629

■洛西観音霊場番外

 

室町時代に後花園天皇の第一皇女・観心女王により創建されたと伝わり、当時は御所内に存在していました。観心女王は当寺に入山して住持となり安禅寺宮と号しました。

江戸時代に栖雲和尚によって中興された際に現在地に再建されましたが、桂川の氾濫でたびたび被害を受け再建が続けられました。


観音堂には西国三十三ヶ所の33体の観音菩薩が祀られ写し霊場となっています。西国巡礼の観音講が出発前に家族と共に当寺を参拝して道中の無事を祈願するのが習わしだったそうです。

 



JR東海道本線の桂川駅から東に0.5kmほど、桂川を渡る久世橋の西側に位置しています。

これは関係ない道中の風景。昔ながらの蔵と柿の実のなった木がちょうどマッチしていました。

 

 
ここから入ったようですが、どういう訳か脇から中に入ったのでこちらの正面の山門写真は後で撮りました。
 

 
境内の地蔵堂。
 

 
こちらが本堂のようでしたので外から参拝。
 

 
大きめの丸い石が川のように敷き詰められたところに、さらに大きな丸い石が置かれてリズミカルですね。
 

 
こちらの御朱印は無人売店形式でしたが、色々な種類の御朱印が置かれていて筆致も素敵だったのでいくつか購入させて頂きました。
力強い「大威神力」の御朱印。
 
 
赤い墨で書かれた「妙音観世音」の御朱印。
 
 
調べたら観音経というお経の最後の一節だそうです。そういえば最後の印も大きいですね。部分的にしか読めませんが。
 
 
久世橋からバスで京都市街へ戻りました。