南春日町のバス停から大原野神社に向かう途中の、住宅街の中にあるお寺です。
 

安岡山西迎寺(さいこうじ)

■西山浄土宗

■御本尊:阿弥陀如来、釈迦如来

■京都市西京区大原野南春日町651

■洛西観音霊場第4番

 

室町時代後期に波多野氏の配下の長澤市政という武将の菩提を弔うために、その居館跡に二尊院の明阿が開山となって創建されました。そのため二尊院と同じく阿弥陀如来と釈迦如来の二尊が奉安されています。霊場本尊の春日観音は元は大原野神社に祀られていましたが、神仏分離で当山に遷されたと伝えられています。

こちらの住職が1978年に大正時代の御詠歌集写本を所蔵資料から発見して、明治期に廃れてしまっていた「西の岡三十三所巡り」の復興を呼びかけて洛西観音霊場が再興されるに至りました。

 

 

参道の入口の坂道。途中工事中でしたが奥まで進めました。
 

 
その手前にあった石灯籠。愛宕山常夜燈と刻まれています。
 

 
参道に沿って白い漆喰塀が続いています。
 

 
山門。大きさの異なる石がうまく組み合わされた石畳です。
 

 
鐘楼。
 

 
本堂。大きな枝垂れ桜が目を引きます。
 

 
専用御朱印帳の御詠歌。
 

 
庫裏で直書きの御朱印を頂きました。