秩父28番 橋立堂 | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

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全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

今日は昼過ぎから天気が急に悪くなり暴風と共に初雪が降ってきました。いつも2月上旬頃かと思っていたのですが例年より遅いそうです。自分が気がついた時は雪ってよりヒョウみたいな感じでしたが…。
記事化するのがまる一年遅れたのでちょうど季節感は合ってきた秩父札所めぐりの記事です。
 

石龍山橋立堂

■曹洞宗

■御本尊:馬頭観世音菩薩

■埼玉県秩父市上影森675

■秩父三十四観音第28番

 

武甲山西側の高さ65mの切り立った石灰岩の岩壁の下にあり、御本尊は百観音でも二箇所しか無い珍しい馬頭観世音菩薩が祀られています。弘法大師が柚の老木から馬頭観世音菩薩像を彫って安置されたのが始まりとされています。お堂は1707年の建立で、その横に橋立鍾乳洞(全長130m)の入り口があり胎内くぐりの霊場となっています。

冬季は札所27番の大淵寺で御朱印の受付をしています。

 

 

秩父鉄道の浦山口から徒歩15分ほどの場所にあります。

向かう途中にあった地元の神社。高いところにお堂があり途中の石段に木製の鳥居が何本も建てられていました。

 

 
険しい岩肌が道のすぐ脇に露出しています。
お堂に向かう道沿いの川が橋立川というそうです。どちらが先に名付けられたのかちょっと調べたのですが分かりませんでした。
 
 
地質学的な説明。武甲山そのものが火山島の上に発達した巨大なサンゴ礁の固まりで、プレート移動して押し上げられて現在地にあるそうです。ちょっとこんな山奥で想像しづらいですけどね。
 
 
ちょうど武甲山の石灰岩の西端にあたるのが分かります。
 
 
先述の通り、冬季は大淵寺で御朱印を頂く形になります。
 
 
鍾乳洞も冬はやってないみたいです。
 
 
お堂とそのうしろに立つ巨大な岩壁。岩壁の下からは縄文時代の遺跡も発見されているそうです。
 
 
 
ん?何でしょうね。
 
 
馬堂(うまどう)には左甚五郎作と伝わる栗毛と白毛の二頭の馬の像が祀られています。
 
 
 
三間四面の流れ向拝を付けた方形、銅板葺きのお堂です。
 
 
 
 
 
この崖はブラタモリでも登場したそうです…忘れてしまいましたが。
御本尊はもちろんありますが、この巨大な岩壁が昔は自然信仰の対象だったんじゃないかと思わせるような迫力があります。
 
 
大淵寺さんで御朱印を頂きました。
 
 
専用御朱印帳に印刷されている御詠歌。