1月下旬の京都の景色。西にそびえる愛宕山や高雄の山々が雪山のようになっていました。手前は京都市役所です。
街にも積もっていましたが、その後晴天が続いたのですぐに溶けてしまいそうな感じでした。
 

 
この日は地下鉄東西線で醍醐寺に向かいました。住宅街を抜けると醍醐寺の大きな伽藍が広がっています。
 
 
参道正面の仁王門にも雪が積もっています。時折上からどさっと雪が落ちてくるので屋根の下は要注意です。
 
 
仁王門の手前を左手に曲がると理性院が見えます。こちらが今回お参りする京の冬の旅初公開のお寺です。
 

醍醐寺理性院(りしょういん)

▶真言宗醍醐派

▶御本尊:大元帥明王(たいげんみょうおう:帥は真言密教では発音しないそうです)

▶京都市伏見区醍醐東大路町21

 

1115年に醍醐寺の僧・賢覚が大元帥明王を奉安したのが始まりとされます。院主は醍醐寺座主を交代で出した醍醐五門跡の一人で、別格本山として高い格式を誇りました。地元では「太元さん」と呼ばれてきました。客殿の障壁画は狩野探幽18歳の頃の貴重な作品です。

御本尊は秘仏で80年に一回、今度は2065年に公開されるそうです。


 
 
門から入ると正面にあるのが千体地蔵です。普段はこちらまでは参拝できるようです。
先代の住職が集められたもので、大きさも年代も様々なものが並んでいます。10月に供養が行われ新しいよだれ掛けが奉納されます。

寒そうに見えますがお地蔵さまに雪は似合いますね。かさじぞうの昔話を思い出します。
 
 
もうひとつ門をくぐります。
 
 
門の下から境内を望んだところ。
 
 
何てことない冬の枯れた木も、雪が積もると風情が宿ります。
 
 
こちらも支えられた枝々が雪でふちどられています。
 
 
 
境内にあったお堂。
 
 
本堂の前の大きな木にも雪が降り積もっています。
 
 
本堂には五色幕が掛けられていて、白黒のような雪景色に鮮やかに浮かび上がっていました。
 
 
こちらの受付から中に入ります。
画像が多いので建物の中にまだ入っていませんが、とりあえず今回はここまでで。