憧れの東京ステーションホテル | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

だいぶ前に当初の姿に復元された東京駅・丸の内北口改札口のドーム。上だけ見るとヨーロッパのどこかの宮殿みたいに手が込んでいます。
 
実はこの中層階が客室になっているのが東京ステーションホテルです。ドーム側ではなく沢山の東京駅に乗り入れるホームを見渡す側の客室で松本清張が「点と線」を執筆した(東京駅にまつわる話に重要なシーンもありますね)、というファンにとっては聖地なんですが、いちばんホテル寄りの中央線のホームがかさ上げされてしまって、往時の景色は望めなくなってしまったそうです。
 
ただ客室の雰囲気や、ドーム側の客室で行きかう乗客を見てみたい、というのがあり、県境をまたいでの外出自粛が要請されていた時期に泊まりに行ってみました。都内の家からは40分くらいですかね…。
 

 
丸の内側の駅舎の中央に、あまり目立たないホテルの入り口があります。
 
 
 
 
廊下は白をベースにした明るい色調です。
 
 
さて客室ですが、清張ゆかりのホームが見える側ではなく、丸の内北口改札口が見下ろせるドーム側の客室を予約しました。
何かシャンデリアがまばゆくて、清張が薄暗い部屋でカリカリ原稿を書いていたシーンを勝手に想像していた自分にとっては予想外でした。
 
 
 
さて、客室からドームを見下ろしてみました。同じ高さの階は向かいも客室のようです。
 
 
見上げるとやはり凝った彫刻で飾られていて、小さな窓で採光も考えられています。
 
 
 
廊下にあった部屋案内板。ウイングの部分も両側に客室があるようです。ドームの外側は皇居側に視界が開けていそうです。
 
 
ちょうど上の画像の赤い点のところは、ドームの内側に面した部屋じゃない人にも展望を楽しんでもらうためか窓ひとつ分が空けられています。
 
 
南北の長い廊下。両側が客室です。
 

松本清張ゆかりの部屋はこのあたりみたいです。


夜になってからのドーム内部。日当たりの代わりに下からライトアップされてまたその照らされ方も昼間とは違って神秘的です。
 
 
ルームサービスも美味しかったです照れ

清張だけでなく他の作家が利用したこともあったらしく、原稿用紙のようなデザインのメモやオリジナルの小型ノートなどグッズも販売されていました。ちょっとした異空間を楽しめました。