6月上旬でいったんNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は休止してしまいますが、BSNHKの大河ドラマ再放送枠の「太平記」は引き続き楽しめます。


まだお話も後醍醐天皇が隠岐に流される前なので序盤ですが、キラ星のようなスターが目白押しで大河ドラマに出ることが非常なステータスだった全盛期を思い出させてくれます。

 

関連した本を読んでさらに個人的に盛り上がろうと思っているのですが、種本はこれです。

 

 

現代小説にアレンジされているので読みやすいですが、太平記の原本は史実と幻想が入り混じった魅力ある古典文学らしいので、できれば原本の端折られるところの無いものを楽しみたい、という無謀な欲が出てきてしまい、探したのがこれです。

 

 

もうすぐ廃刊との噂もありますが、できれば原本の文章(つまり当たり前ですが古文…)を注釈入りで読むのは疲れるので、現代語訳が併記されているものがいいんですけど、どれがそれだか分からないですし、こういうところが本屋で本を選ばずにネットで購入する際の難しいところですね。

 

それでも探したらこんなものが…多少端折ってあるようですが、面白い部分のダイジェスト版なので、浅学の私には入り口にはちょうど良さそうな感じです。これなら学生時代に読もうと思って挫折した「蜻蛉日記」も読めそうです。

 

 

こちらは派生した歴史書。いちばんこのタイプが自分には読みやすいんですけどね。

 

 

そういえば太平記への興味は、御朱印をそもそも始めた折の「建武中興十五社」めぐりにも通底するものがありますね。これ読んでから回ったら感慨もひとしおだったかもしれません。