宝珠山東福院
■新義真言宗
■御本尊:大日如来
■東京都新宿区若葉2-2
■御府内八十八箇所第21番
 
1611年、麹町に創建されましたが、江戸城の外郭拡張に伴い1634年に四谷見附の外側にある寺町の現在地に移転しました。
 
**************************************
 
地下鉄丸ノ内線の四谷三丁目駅から徒歩10分、須賀神社より新宿通りに近い北側に位置しています。
近代的な新しい本堂です。
 

 
脇に札所の標石が。
 
 
江戸時代に建立された「豆腐地蔵」は、よく見ると左手首が欠けています。これには伝承があります…
 
近くの豆腐屋に豆腐を買いに来る坊さんがいたのですが、払った代金が翌朝にシキミの葉っぱに変わっていました。
キツネかタヌキの仕業かと怒った店主は、また豆腐を買いに来た時にその坊さんに包丁を振り下ろしてしまいました。
後で血痕をたどると東福院の境内の地蔵尊のところまで続いており、驚いた店主は改心してお堂を寄進したそうです。
 
ずいぶん血の気の多い店主ですね…江戸っ子だからかな。
 
 
寺務所で御府内八十八箇所の「本尊大日如来」の御朱印を頂きました照れ
 
#東福院御朱印(御府内八十八箇所)
 
東福院の前は坂道になっていて東福院坂とそのまま呼ばれています。
 
何度かここは通ったことがあり、坂道もそうですが手前右のレンガの建物がずっと気になっていました。これを機会に調べてみたところ「レスプリ ミタニ・ア・ゲタリ」というフレンチの店のようです。
 
もう少し坂を上ると昔、文化放送があった場所になります。
 
 
坂の上から。実はこの坂をずーっとまっすぐ進むと須賀神社の男坂に突き当たります。ちょっと見えますけど小さいですね。