針道では黄鉄鉱の結晶が絹雲母の粘土から単体で採集できます。
 
黄鉄鉱 pyrite FeS2
六面体(立方体)、八面体、正十二面体など等軸晶系の結晶を成します。真鍮色で金属光沢を示すことから金と間違われやすく「愚者の黄金」と呼ばれます。様々な鉱山で産出されるありふれた鉱物で、以前は硫酸の原料として使われていました。
 
針道では以前絹雲母を採掘していたことがあり(化粧品のファンデーションやセラミックの原料となる)、黄鉄鉱はそれに含まれる不純物として捨てられていました…。
 
いくつか採集した結晶から、大き目なものをピックアップしました。
 

 
こちらが全員集合写真。ほとんどを沢の源流から拾う方式で集めました。
 
 
続いて小さい結晶が絹雲母の母岩に埋もれた形のものです:①。これはやはり掘り出さないと無理ですね。
 
 
①を顕微鏡モードで拡大しましたカメラ
 
 
小さい結晶の集合体が埋まったものです:②。
 
 
こちらは比較的大きめの六面体結晶が埋もれています:③。
 
 
 
 
④の拡大画像。
 
 
針道では他にも辰砂(しんしゃ:水銀の原料)や輝安鉱なども採集できるそうです金槌
また、粘土をビニール袋に入れて持ち帰り、自宅で浚うほうが効率がいい、という意見もありました。
 
針道の紹介はここまでですおねがい