宝登山神社
ほどさんじんじゃ
■主祭神:神日本磐余彦尊(神武天皇)、
大山祗神、火産霊神
■埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
 
ヤマトタケルノミコトが東征の途中で山頂に向っていると、巨犬が出てきて道案内をしました。その後、猛火に囲まれて立往生してしまうと、その巨犬が猛然と火の中に飛び込んで火を消し止めたため、ヤマトタケルは無事頂上にたどり着くことができました。
 
この伝説から「火止山」と名が付きのちに「宝登山」となったと言われています。また巨犬は大山祇神の神犬であったため、防火守護のため火産霊神と共に山麓に社殿を建て三柱の神様を祀ったのが当社の起源とされています。秩父神社、三峰神社と共に秩父三社のひとつに数えられています。
 
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秩父鉄道の長瀞駅から徒歩10分ほどの場所にあります。真っ白な二の鳥居の奥に拝殿が見えてきます。
 

 
参道途中の手水舎。
 
 
手水の使い方が丁寧にイラスト付きで説明されていました蛇口
 
 
本殿手前の石段。周りの木立ちが鬱蒼としていてミステリアスな雰囲気です森
 
 
本殿手前の狛犬。よく見ると右手の下に子供の狛犬がいますね照れ
 
 
社殿は1874年に再建された権現造りの建物です。緻密な極彩色の彫刻や天井画で飾られています。
 
 
正面からお参りします祈る人。雄々しい龍の彫刻が見事です。
 
 
欄間には古代中国の二十四孝にちなんだ彫刻が置かれています。
 
右は子路が自ら粗食をいとわずお金を貯めて米を買って遠路はるばる親に米を届けて孝を尽くす話、左は父と歩いていた時に虎が現われて身代わりになって父を救おうとする楊香の話です。
 
 
右は厳寒に魚を食べたいと話す継母のために氷上で裸になって氷を溶かしながら魚を取ろうとする王祥の話、中央は両親や弟に虐げられながら耕作に精を出す瞬の姿に天も感じ入って象が耕作を手伝う話、左は唐夫人が歯が無くて食事に不自由していた姑のために授乳した話です。
 
ところどころ、何か違和感のある話も含まれているのですが…ガーン
 
 
本殿の脇の水神社。御神水が湧き出ていますが飲めないようです。
 
 
藤谷淵神社は、明治時代まで藤谷淵(ふじやぶち)村(現在の長瀞町)の各所にあった八社の神社を合祀したものです。
 
 
当社ゆかりのヤマトタケルノミコトをお祀りした日本武尊社。
 
 
こちらは天満天神社。
 
 
社殿後方の本殿を遥拝祈る人。光の関係でなかなか上手く撮れませんでしたカメラ
 
 
宝玉稲荷神社(ほうぎょくいなりじんじゃ)は倉稲魂命をお祀りしています。
 
 
社務所で御朱印を頂きました御朱印
 
#宝登山神社御朱印