報新山宗延寺
■日蓮宗
■御本尊:十界諸尊、日蓮聖人像
■東京都杉並区堀ノ内3-52-19
■札所:江戸十大祖師(読経祖師)
1573年に小田原の郷士・報新宗延が居宅を道場にしたのが始まりとされます。その後、豊臣秀吉の小田原征伐の時に日俒上人が祖師像を背負って江戸に逃れ、1591年に徳川家康から下谷車坂に寺地を賜って宗延寺を創建しました。寺は発展し本山久遠寺の直末触頭を務めるまで至りました。
本堂の日蓮聖人像は中老僧日法上人の作で、江戸十大祖師のひとつの「読経の祖師」と呼ばれ信仰を集めました。大正8年に区画整理に従い現在地に移転しましたが、客殿は大正天皇の御産殿を移築して用いています。
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地下鉄丸ノ内線の東高円寺駅から環七通りを南下して10分ほど歩くと、通り沿いに見えてきます。もう少し南に進むと妙法寺があります。
脇に堂々とした題目塔の立つ門から、中にお邪魔します。
本堂にお参りします。手前にはいくつもの蓮の鉢が置かれていて、季節が来るとそれぞれ美しい蓮の花が咲きます。左の観音さまは永代供養塔になっています。