若王山無動寺
■高野山真言宗
■御本尊:大日如来
■神戸市北区山田町福地100
■札所:近畿三十六不動第10番、
摂津国三十三ヵ所第9番、
神戸十三仏
 
推古天皇の御世に、聖徳太子が物部守屋を討伐する際に鞍作鳥に命じて大日如来像など彫らせて戦勝祈願したところ討伐に成功したため、後に七堂伽藍を創建して福寺(普救寺)と名付けたのが始まりとされています。
 
その後は盛衰を繰り返したため記録が散逸して詳細が不明となっているそうですが、現在の堂宇は中興開山とされている高野山の高僧・眞源阿闍梨が荒廃を嘆いて勧進を行い1752年に再建されたものです。
 
平安時代の国重要文化財の仏像を五体保有しています。
 
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神戸電鉄有馬・三田線の箕谷駅からバスに乗り、「福地」バス停で下車して徒歩15分ほどの場所にあります。同駅からタクシーでも1100円くらいで来られます。
 
立派な門がありましたが、こちらは入ると庫裡のようでしたので外から奥に進みました。
 

 
石垣塀の沿って道が続いています。新緑が重なったコケの道が美しいですが、すべりやすそうなので気を付けないといけませんね。
 
 
石段に出たのでそこから上りました歩く
 
 
本殿手前の護摩堂(不動堂)です。
 
 
不動明王坐像(国重文)は藤原時代に作られたヒノキの寄木造で、像の高さは84cmあります(資料より引用)。
 
 
こちらが本堂になります。この中で呼び鈴を押して御朱印を頂きました。
 
 
御本尊の大日如来坐像は藤原時代初期以前に作られたと推定されるヒノキの一木造で、高さは約2.7mあります。
 
 
立派な鐘楼。
 
 
緑に囲まれた宝篋印塔。
 
 
本堂横から鎮守社の若王子神社に通じる参道の入口の石鳥居です五十鈴神社
 
 
その横にも祠がありました神社
 
 
先ほどの門を入ったところにあった庫裡を本堂側から見たところです。大きな茅葺き屋根です。
 
 
本堂から庫裡に通じる道の門です。
 
 
庫裏を近くから拝見させてもらいましたカメラ。田舎の民家みたいですね。
 
 
先ほどの本堂で御朱印を頂きました御朱印。一つ目は近畿三十六不動の「身代不動尊」の御朱印です。
 
#無動寺御朱印(近畿三十六不動)
 
二つ目は摂津西国三十三ヵ所の「普救観音」の御朱印です。
 
#無動寺御朱印(摂津国三十三ヵ所)
 
十一面観音像は藤原時代に作られたヒノキの一木造で、高さは1.5mあります。非常に優美な顔立ちです(資料より引用)。
 
 
 
摂津国八十八箇所を回っている際に摂津国三十三ヵ所の札所と何ヵ所か重なっているお寺がありました。それで何となく気にはなっていたのですが、こちらのお寺で初めて専用御朱印帳を拝見したので、これも何かの御縁と考えて始めることにしてみました。