南叡山妙法院
■天台宗、門跡寺院
■御本尊:普賢菩薩
■京都市東山区妙法院前側町447

妙法院は平安時代初期に比叡山にあった坊を起源として最澄によって創建され、15世門主に後白河法皇が入って後は門跡寺院となり青蓮院・三千院と共に「天台三門跡」と称されました。近くの三十三間堂は当院所管の仏堂となっています。

寺院内は通常は一般公開されていません。桃山時代に建てられた庫裏は国宝に指定されています。

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京都国立博物館の東、東大路通りに大きな山門が面して建っています。



庫裏(国宝)は1595年に豊臣秀吉によって建てられた本瓦葺き入り母屋造りの建物です。



大玄関は1620年、東福門院和子が入内した際に京都御所に造営された殿舎の一部を移築したものと伝えられています。中の襖絵は狩野派による「松之図」で、建物と共に国重要文化財に指定されています。

右の石碑にある通り明治天皇による駐輦が二度あり、平成22年には天皇皇后両陛下の行幸啓がありました。



外では早くも紅梅が咲いていました。後ろに見えるのは宸殿です。



アップにしてみます。



本堂の普賢堂には普賢菩薩(平安時代末期)が祀られています。



庫裏から中の拝観も特別公開されていましたが、一切撮影禁止でした。こざっぱりした中のお庭などを撮りたかったのですが。

直書きの「本尊普賢尊」の御朱印を頂きました。


#妙法院御朱印