御首題を頂いてみませんか?① | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

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全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

 

 

 

 

御首題は簡単に言えば、日蓮宗や法華宗など日蓮聖人を開祖とする宗派のお寺で頂ける御朱印です。本山や有名なお寺だけでなく、地域の小さなお寺(檀家寺、と言います)でも基本的に御首題は頂くことができます。

 

「南無妙法蓮華経」というお題目が、特殊な筆法で書かれています。「法」の字を除くほかの6文字の筆端をひげのように長く走らせる書体で「万物が仏法の光明に照らされて、尽く真理の活動をなすこと」を表現するものとされています。

 

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以下は御首題を頂く際に、様々な現状を踏まえて注意しなければいけない点を個人的に整理したものです。
 

▶ 御首題を頂く時は神社や、日蓮宗系以外の宗派のお寺の御朱印とは別に御首題専用の御首題帳を用意します。御首題は御朱印とは同じ帳面には原則頂けません

使うのは普通の御朱印帳で構わないのですが、最初にタイトルに「御首題帳」と自分で書くか、最初のお寺でお願いして書いて頂くと良いでしょう。書かないとお寺でいちいち確認されます。

 

御朱印がある御朱印帳を出すと「南無妙法蓮華経」のお題目ではなく、「妙法」など御首題以外の簡単な文言しか書いて頂けません。それを敢えて頂きたい場合は御首題帳ではなく「御朱印帳」に頂くことになります。

 

なお日蓮宗系の中でも色々な宗派に分かれていますが、それは一緒でも構わないようです(京都十六本山は一冊に全て書いて頂けました)。

 

▶ 日蓮宗のお寺の檀家か聞かれることがありますが、私は正直に「違います」と答えて、御首題を頂けなかったことは今のところありません。御首題帳の最初の頁は檀家になっているお寺で書いてもらったほうがいい、と言われたことが何回かあるのですが、ありませんしね。

 

▶ 時間が15分くらいかかるので、先に御本尊にお参りを済ませてから御首題帳を渡してお願いして、待ち時間で境内を拝観するのが良いでしょう。

 

▶ 最後に志納金をお納めします。たいてい300円ですが、京都本山は500円、あと自分で思った金額を納めるところもあります。お考えがあってか、受け取って下さらないところもあります。

 

▶ 御住職がお留守だったり、忙しかったりして御首題を書いて頂けない場合があります。大きなお寺や京都、鎌倉などの観光地では書置きを頂ける場合もあります。そういう場合は「今日は御縁が無かった」とあきらめて、またの機会をのんびり待ちましょう。御首題を集めることだけにこだわり過ぎると疲れてしまいます。

 

▶ 再訪するのが難しいお寺に伺う場合は、事前にお電話して御首題を頂きたい旨ご相談して、アポイントメントを取ってから伺ったほうがいいです。

 

▶ 住職のお考えや何らかの事情で「御首題は書きません」と言われることがあります。それはそれで致し方ないことです。当ブログでは事前に調べて、そういうお寺は紹介から省いています。

 

はっきり「書かない」と言われずに、そのたびに何か理由をつけて断られるところがあり、脈があるのか無いのか分からず困惑することもあります。ネットで探してそのお寺の御首題の画像が全く出てこない場合はまず諦めたほうがいいと思います。

 

に続きます。