先日受診した
乳がん術後6年目の検診では
・血液
・マンモグラフィ-
・超音波
の検査をしました
採血は1本分だけでしたので
あっという間に終わり
マンモグラフィ-は
担当の先生が上手だったのか
今回はあまり痛くありませんでした
触診のあとの超音波検査でも
問題はなさそう
マンモの結果は
後日連絡が来ます
血液検査の結果は
その場で言われるのですが
数値を見る限りでは
まだ閉経していないと言うのです
え❓️どーゆーこと❓️
放射線治療を終えて
直ぐに始まったホルモン療法は
現在も継続
タモキシフェン錠剤を
毎日服用しています
ホルモン剤には大きく分けて
体内のエストロゲンの量を減らす薬と
エストロゲンの働きを阻止するものがあり
さらに
閉経前と閉経後では
ホルモン環境が大きく異なるため
これに合わせてホルモン剤が選択されます
乳がんの7割はホルモン依存性で
エストロゲンという女性ホルモンの影響で
増殖することから
体内のエストロゲンの量を減らしたり
エストロゲンの働きを阻害して
がんの増殖を止めて萎縮させてしまう
と言うのが
ホルモン療法です
ホルモン依存性の乳がんには
「ホルモン受容体」という目印があって
女性ホルモンとホルモン受容体は
例えるなら
鍵と鍵穴のような関係なの🔑
女性ホルモンはこの受容体に結合することで
細胞にさまざまな命令を下し
ホルモンとしての作用を発揮します
手術後に摘出したがんの組織を検査して
「ホルモン受容体」の有無を見るのですが
ホルモン受容体には
①エストロゲン受容体
②プロゲステロン受容体
の2種類があって
いずれか一方または両方がある場合に
ホルモン療法が行われるそうです
ホルモン剤は抗がん剤のような
強い副作用がないのが大きな利点で
転移や再発がほぼ半分に減ることが
判っています
ホルモン剤には4種類あって
①抗エストロゲン薬
②LH-RHアゴニスト
③アロマターゼ阻害薬
④プロゲステロン製剤(黄体ホルモン製剤)
エストロゲンは細胞表面にある
エストロゲン受容体に結合することで
細胞にさまざまな命令を下しているため
抗エストロゲン薬によって
エストロゲンの作用が阻止され
がんの増殖を抑えるための薬なの
私が現在服用しているのが
『タモキシフェン』
これも抗エストロゲン薬の一つです
タモキシフェンは
20世紀の乳がん治療における最大の発見の一つ
ともいわれ
ステージⅠ~Ⅱ期の乳がんでは
術後補助療法にタモキシフエンを使うと
生存率が絶対値で6~10%向上するという
データが出ているそうです
タモキシフェンは
乳がんの再発率を下げるだけではなく
・反対側の乳房にがんが発生する率を
2.4%~1.6%に減らす
・コレステロールを低下させ
心血管系の障害を予防する
・骨粗鬆症を予防する
といった作用もあって
閉経前、閉経後どちらにも効果がある
と言われています
ほかに同系統の薬として『トレミフェン』という
ホルモン剤もあり
こちらは閉経後に使われるお薬
タモキシフェン服用から5年が経過し
年齢的にもそろそろ閉経の時期と推測
そのため血液検査で
FSH(卵胞刺激ホルモン)を調べたのです
FSHは下垂体から分泌される
卵胞発育に必要なホルモンで
高値の場合には
卵巣機能が
低下していると考えられることから
閉経と判断されるようです
その数値が40以上なら
間違いなく閉経
ところが私の数値はたったの15
しかなかったのです
一体いつになったら
閉経宣言できるのかしら
そういうわけで
このままタモキシフェン服用継続
ところで
ホルモン剤の説明が
途中になってしまいましたが
長くなるので
続きはまた明日(たぶん…)
