稽古初日に受け取った
公演チラシを
昨日雨の降るなか投函してきました📮

チラシが足りなくて
まだ1/3の方々に
送付出来ていませんけれど
今週(今月)中には投函出来ると思いますので
ご検討いただけましたら幸いです照れ


最近
今から26年前の舞台
『血の婚礼』でご一緒した女優
市川靖子さんのことをよく思い出します

三代目市川段四郎がお父様
高杉早苗さんがお母様
二代目市川猿翁はお兄様で
四代目市川段四郎は
弟さんでいらっしゃいますから
当時の(今でも)私にとっては
雲の上の大女優さんでした


長いこと女優業を休業されていた
市川靖子さんは
恩師と懇意にしていたこともあり
たしか『血の婚礼』で
久しぶりに舞台復帰をされたと
おっしゃっていたと記憶しています

あの時、靖子さんは57歳で
今の私とさほど歳が変わりません

その頃私は20代でしたから
演技も人間性も未熟で
大女優・市川靖子さんの不安や苦悩に
全然気付いてあげられなかったと
今更ながら思い返しているのです

ほとんどの出演者が20~30代と若手で
キャストに知る顔もないうえに
共演者となる未熟な私たちと
どう向き合っていけば良いのか
どのように
コミュニケーションをとれば良いのか
とても迷われていたに違いありません

稽古終わりに
時々お茶や食事に誘ってくださって
お喋りをしたこともありましたけれど
靖子さんが望むような
“打ち解けた”関係にはなれなかった

どうしても
高嶺の花的存在として
私たちが壁を作ってしまっていたからショボーン

今、私は
4年ぶりの舞台復帰の稽古が始まり
その当時の靖子さんの心情に
似ている気がしてならないのです
(一緒にするのは大変おこがましいですが)

今ならもっと
靖子さんと近しく話せたのに
もっともっと靖子さんに寄り添えたのに
という
自責の念に駆られているのです

その舞台の3年後、恩師が他界
さらにその2年後に靖子さんが永眠
恩師は享年66歳
靖子さんはまだ62歳でした

お二人にはもっと長生きしてほしかった
そして
到底足元にも及ばない私ですけれど
お話を聞かせてほしかった


まだ1度しか稽古には行っていませんし
セリフを覚えるのに必死で
全く余裕がない現状ですので
これからどうやったら
座組の皆さんと打ち解けられるのか
試行錯誤が続きそうです滝汗